老いの人邪魔して生きて邪魔され自らも老いるその身を忘れゆき

老人を見てきたないだの臭いだのと言う嫌う人々が何故こんなに多くいるだろうか。年寄りはむこうへいってろ、年寄りは口出すな、邪魔だから出ていけ、沢山のきたない言葉が家々から聞こえてくる、悲しい事、人は何故自らもまた老いるという事を忘れているのだろうか、老人を邪魔にしている姿は未来の自分の姿、そう生きるからそうなってゆく現実、何故わからぬだろう、
子供や孫の前で老人をいじめたらやがて自分もそうなるだろうに、
大切にする姿を家族や人々に見せて生きたら、自ら老いた時大切にされるだろうに、こうゆう当たり前が失われるから世に闇と苦しみばかり訪れるのである。

太陽の法嗣

大日天光子

合掌