物が限りなく生み出されて満ちあふらる現代社会、人は物の中にかこまれて暮らし、時にうずもれもしている。物への欲望も限りなく求めても求めても満ち足りる事がない、いくら沢山の物を持ってもその心が迷いの中に覆われて病んでいたのでは富とは言えない、物の量が真の富の証ではない、全てにおいて主は心である、心が病んでいては真実はつかめない、物がなくてもその心が豊かで大空の如くあれば富を知りえるのである。天地大自然と語りて友となれるも心、物につぶされて迷いから抜けられないのも心、全ての物はみな仮にあるもの、人の命は心、心が広く大きく豊かに富んでいる事こそが大切なのである。
太陽の法嗣
大日天光子
合掌