水を得た魚は自由にとびおよぎ道を得た人は自由に天地駆け

水を得た魚は、その水の中を自由自在にとびおよいでゆける。人は魚のように自らの水を得るべきである。芸を道と得た人はその芸の世界で自由自在におよぎまわれる。あらゆるところにある道の世界、その一道に通じえた人はその道の中で自由に生きてゆける。一道を自らのものとして万道へと通じたる人は自由自在に天地を駆けめぐる事さえできる。武道、茶道、華道、芸道、仏道、医道、職人道なんでもよい。全ての中に道を見て一道を磨いて水を得たる魚の如くなれ。その上で達者名人となりて自ら川となり海となり、天地となる事である。どんな中にも道はあるもの、そこで自由にとびおよげる人となる事である。

太陽の法嗣

大日天光子

合掌

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