鬼の相

『鬼の相！』 


鬼の相、
悪心悪業の者には畏怖の対象となるなり。

善心善業の者には、大悲大力、
慈悲の相とは写るなり。

一方には、
安心守護の対象となり、そこにおいて鬼の真のすがたのおさまるなり。

鬼の相これ怒り、憤怒の相これなり。

鬼の相これ、
大悲哀れみ、
涙の相にして、
悲しみの相これなり。

鬼の相これ、
大慈大心、
笑みの相にして微笑みの相これなり。

鬼の相、
怒り、
悲しみ、
笑み、
かくかくと見るはその見る者の心これなり。

大きく笑み、
笑う相と見て、
その道の真を感得しともに笑み暮らするは、道者大道の証これなり。

鬼の悲しみ、
大悲哀れみの涙とよく知る者は悪心悪道と離れて、
その涙、笑みと変えるを知りゆくなり。

大いなる救いそこに一と知りゆくはゆえに、その畏れなきを得て万界万道の鬼神もそこに味方となし従える者となるなり！


太陽の法嗣

大日    天光子

合掌