『あいうえおの中にある大いなる教え!』
『あ・い・う・え・お』、この五母音の中に神は大いなる道を与え下された。
よく聞きなさい。
『あ・A』は全ての初めにして、主であり、大いなる神である。
『あ』は全ての天地自然に命を生み下された。
そのゆえに二番目に、『い』をおかれた。
『い』は天地であり、大自然であり、全ての命である。
人の命もその神の意志の上に生み下されたのである。
それが神の大いなる『あい・愛』である。
初めの『あ』すなわち主が全ての命と世界を生み創られた。
全て神の大いなる愛の世界の誕生である。
人よ、よく聞きなさい。
愛を知り、愛に満ちた世界、愛にあふれた世界を生み創り、天地宇宙と創り満たしなさい。
それが三番目の『う』である。
愛の世界宇宙を創りなさい。
正しい智恵をもって、正しい力をもって工作しなさい。
それから四番目の、『え』である。
智恵をもって作りゆく役目を与え下されたのである。
そして全てがその光に満たされて世界を完成する。
そしてその世界を正しくおさめゆく。
それが五番目の、『お』であり、この世界の完成である。
ゆえにこの五母音を全ての命の母と示すのであり、その母より生まれたのが全ての子音である。
子音は五母音に連なり、そこに声字実相が成り立ったのである。
全ての名、全ての言葉、全ての文字、全ての全てが生まれたのである。
すなわち声字実相である。
その初めの『あ・A』をゆえに、主と言い、大いなる神と示すのである。
その主たる『あ』を『ん』とおさめ、これをして、全ての初めと終りと教えているのである。
これはまた、『A・Ω』『アルファ・オメガ』とも示すのである。
この神の大いなる愛より生まれた神の愛を知る者こそ
真の主を知る者と言えるのである。
この神の大いなる御心を知り悟りた者こそ真の『阿吽』を知る者と言えるのである。
この理を広大無辺とおさめ知り、悟りた者を神は天衆を引き連れて祝福するのである。
大いなる第一義諦、無上等正覚と至り、『あ・阿』をもって無量無辺と説き、一円円教と説く者こそ真の一神教、一乗仏の真実と至りた者と言うのである。
太陽の法嗣
大日 天光子
合掌