『音楽の道!』
『音楽の音とは、その文字をよく見るがよい。
音とは、上に立と示し、立つ。
立たしめるを教え、それを支えるは日と表して、日、即ち太陽をもって光明と支える、わかるであろう。
日とは、太陽、全てを明るく導き支える。
悲しむ者達、
悩み苦しむ者達、暗き心、迷う心、嘆く心、あらゆる闇き心に光を当てて、明るく帰してゆく。
ゆえに楽と帰り生まれるのである。
その日とは更に深く考えると、仏性、神性、人の命の内なる本性、全ての内にある天の側の心であり、この心こそが、その音楽の道によって生みなさいと教えるのである。
その心を慰め、癒し、楽しませ、その心に寄り添ってゆく、その道を知って道と成すのが、音楽の道の心である。
金儲けの為の音楽ではないのだよ。
全ての世界、全ての命を明るく輝かす、この心こそが音楽の精神であり、作る者の心であらねばならない。
更にこれを天地大自然と広げて見なさい。
花も、木々も、川の流れも、雲の流れも、鳥や虫の声も、あらゆる生命の声と音にも、全てが音を奏でている。
その大いなる音楽を作りゆく。
その道を悟りゆく、そして天の心と帰り、全てを音楽と調和せしめて作りゆく。
その道を極めた者は、天の楽師となし、その道の神と生まれるのである。
それが音楽の道であると知り、その道を極める為に音楽に生きる者達はその道をゆきなさい。
天地大自然に奏でられる全ての音、春夏秋冬にそれを見れる者達、聞ける者達は幸いである。
その者達は真の音楽という道を持ち、天と至れる者達ゆえなり。
音楽の中に生きる者達よ、真の音楽の道に覚めなさい。
そして歌う者達よ、全てを慰め、癒し、暗き心を明るく帰し、楽しみを与え、喜びを与え、癒しと慰めと、救いを与えられる歌い手となりなさい。
作る者達は日と立てる心と道を忘れてはならない。
金儲けの為でも、名誉を得る為でも、あらゆる欲望の為にそれはあるのではないと知って、真の作り手、歌い手となって世界に届けなさい。
人を惑わし、迷わす為に音楽はあるのではないのだよ。
その全ての音の中にある心、魂を聞き覚めなさい。
そして心と魂に語りかけて全てを幸せに導きなさい。
大嵐の音はなにを語っていますか、地震の音はなにを人に教えているのですか、天地自然が奏でる全ての音が教える人に対する心、これを聞く事も大切な事ですよ。
あらゆる音にある心、教えを心で聞く。
それを学び、人と人の世のあるべき本来の姿、あるべき道へて帰り、帰しゆく、この音にある心を読めたら、その人はそこに自らの成すべき道を知り、そこで生きて天と帰るでしょう。
悟りなさい。
全ての音を、悟りなさい。
全ての音の中にある心を、その全ての音を心で聞き、その音をもって全てに喜びと楽しみと、癒しと慰めと、覚めと救いを与えなさい。
そしてまた迷いの気づきと覚めを与えなさい。
この天地自然と世界にある全ての音を聞きて、その闇を破り、明るい調和された世界を目指しなさい。
その全てにある天の音、地の音、生命の音、その全てに天の声を聞きなさい。
最上の音楽の悟りとは、その全ての中にある道と心を知る事なのですから。
日と立てて明るく世界と命を満たす。
そこに楽があり、楽しみが生まれるのです。
その日とは、太陽であり、全ての闇を払いて光明の世界と命を与える。
その日とはまた、人の命の内にある本性、仏性、神性を教えているので
す。
その日と覚め立てて悟り、全てに覚めと明るい心を与える。
真の楽と楽しみを気づかしめる、その道こそが、最上の音楽の悟りと言うのです。
太陽の法嗣
大日 天光子
合掌