『書写・護持・読経但一心』
経を書写なすところこれ自身一命の心これなり。
経を護持なすところ、これまた衆生一身一命の心これなり。
これを離れてどこに護ると言うなり。
どこに持すると言うなり。
読経なすも衆生一身一命の心となすに如実知自心至るなり。
経を読むとは汝自身を読む事なりて、汝を知る事とは知る事なり。
全てその心こそ肝心にして、一命の命と写せと示すなり。
天上天下一切、一命の命と至れば、胎蔵の薩般若も大と開くなり。
ゆえに衆生よ、その自らの心と書写し、心と護持し、心と読経なせと言うなり。
これこそ功徳の道と証するなり。
太陽の法嗣
大日 天光子
合掌