真実の宗教とは19 | 太陽王法の会


『真実の宗教とは 19』


宗は大元なり。

その大元が創造識を生み、創造を生み、形成識を生み、形成を生み、維持・保存を生み、破壊・再生識の原理を生む。

創造識は言語、文字を生み、『あ・い・う・え・お』の母音を生み、母音は子音を生み、そこから名、言葉、思考、等を生み、五大・五行を生み、世界と生命をうみ形成する。

識として、五識、十識を生み、十波羅密多を生み、十地、十如是、五智等を次々と生じる。

大いなる大元の0が一を生み、その一を正数とする。

1+1は2であり、その2は2としての1である。

1をいくら足しても、それは1でありそれが全ての形成、形を生み、全てを作りゆく、そこに各々の物体を生み作りゆく。

例えば五大五行は天地宇宙大自然と一切の命とを形造り、識一如とこの世界を生みゆくのである。

その一をまた正と表して正月を一月と教え、正の教えを一の教えとも表すなり。

されば元の創造は創造識から生まれる。

その創造識を生んで創造したのは誰か、それを神と言うのである。

元にあるは大いなる0であり、それを全てを含む無とも言う。

この無は何も無い無ではなく、全てを生む大いなる無である。

この無が全ての一を生み、この太陽宇宙と地球天地大自然と命を生み、そこに道を与え、命と命の道を与えているのである。

因縁因果の法の教えも、相対一如の教えも、全て道と一つにして命の教えとして与えているのである。

無知無明の闇に暮らして、人は自分の生きる道さえ忘れ見えなくなっているのである。

全てにはその正と真理真実の一と生きらしめる教えが示されているのを人々はその肝心の教えに気づかず忘れて暮らしているのである。

人間にとって心のありかたを知る事が大切であり、その心で悩み、苦しみ、楽しみ、明るくも、暗くもなって生きているのであり、その心の無知の迷いが争いを生み対立を生み、差別を生み、果ては戦争を起こし人々を闇の中に落とし、殺しあい、傷付けあい、奪いあい、犯しあい、破壊し、人々を道と忘れさせ、迷いの中に落として見失わせているのであり、自然の営みまで崩して、その再生を自然がなしゆくと、自分達がなした事を忘れて天災などと慌て騒ぐのである。

全てこの世になる道を忘れ、自分中心に考える無知なる証である。

裸で生まれ裸で帰る命の道をも忘れて、権力欲、名誉欲、財欲、物欲、色欲と小さな欲に迷い争い、人々を迷いの世界へと落としているのである。

真理真実の道の教えも気づかず、闇と迷い、光と帰る命の道も忘れているのである。

人よ、命の道をもう一度見直して見なさい。

諸行無常、一切は空と言う一つの言葉に含まれた意味も解らず知ろうともしない。

人よ、全ての表面の教えばかり暗記しても肝心の中身の大きな教えに気づきなさい。

そこには神の愛とともに全てを悟り覚めと至らしめる教えが与えられているのであるから、それこそを人々は知るべきである。

宗教においても、これを理解できないのであれば今だ悟りには達していない証である。

それは大元と示し教える『宗』の一字さえ読めず、知らないからである。

その『宗』の大いなる教えが解らずして、正しい真理、真実『教』は説けないのである。

その今だ道と至らず、真の悟りも見ず体験せずに、我等こそ正法、正教であり他は邪教、悪教だのと申して、人々を誤った道へと落とす世界の宗教に盲信してはならない。

命の道の肝心は人々を闇と落とすものではなく光と導き、光と至らしめる為にあるのであり、気づきを与え、覚めを与え、真の悟りへと至らしめる為にあるなり。

その道に真実の秘密世界が実と存在している事を教えているのである。

それを説きても人々にはなかなか理解できないゆえに、釈迦仏もそこと開き悟りの道と入りても人々には理解できないであろうと思い、天なる真理の世界に帰ってしまおうとしたのである。

そこに梵天神が現れて、その道を人々に説き教えてほしいと願ったのが梵天神である。

この精神世界の導きを実と解せないから、真実の世界が解らず、真実の宗教を説く者がいないのである。

偽宗教は道からも外れた嘘の教えを説き、人々を盲信させて金、金と金集めに落ちて自分達が地獄を生んで、そこと落ちてゆくのさえ解せないのである。

人々は何の為に宗の教えがあるのかをよく考えて見なさい。

金を払えば救われるのですか。

金でその悩み苦しみから脱けられるのですか。

神と神の世界と取引をするのですか。

宗教は迷う命と心を覚めさますためにあり、気づき悟らす為にあるのですよ。

夜の眠りから覚めさせ、光溢れる命へと帰す為にあるのですよ。

無知の自分に気づかしめ、真実の命と生まれせしめる為に智恵を与え、その修行の道を与えて真の覚めへと帰し、自らの智恵で小さな事に迷わぬ、人間形成、人間完成させる為にあるのですよ。

真実の命と生まれせしめる為に道が与えられているのですよ。

真の悟りた仏陀はその為に生まれ、闇と迷う人々に目覚めを与えているのです。

その真の命と生まれる為に宗教のあることを知る事です。

よいですか、真理とは真実道理のことを言うのです。

その命と生まれ生きて、無知の闇から生まれる悩み苦しみを去りて、真実道理に覚め、真の命と生まれて光の世界に帰りなさいと言うのである。


太陽の法嗣

大日 天光子

合掌