『病みと救い(奇跡)!』
病みて神仏を知り神仏の教えを知り、そこに求めて救われたる者達よ!
神仏は汝達を正しい命と帰し、その命をこそ救わんとしている事こそを知る事なり。
その身は無常にして永遠になき事を知る事なり!
しかるに、その本当の命、魂、霊、心こそ救わんが為に神仏は救いを示すと知る事なり。
神仏は、その身を救いて、その本当の命、心こそ救うを道となしゆくに、その心こそよくと覚めよと言うなり。
病みてはじめて神仏に法とふれ、世界とふれ、そこに奇跡を見たる者達よ、神仏は、それによって汝等のなにを救わんとなしているかを知る事なり。
神仏は常に、全ての者を正しい命と帰し、その命こそを救わんとしてくださるのである。
その者達は、その身を病みてはじめて神仏の世界を知り、救いの奇跡によりてその実存在を知るなり!
そこより、その者達が真なる命と覚めて、神仏と帰る事こそ忘れてならぬと言うなり。
そこにこそ、本当の救いがあるのであるから。
病みて神仏の世界の奇跡を見る!
そこで救われるのは、ただその身だけであってはならないのである。
本当の命、魂こそ救う為に、神仏はその者に奇跡を見せたのであるから。
神仏のその本当の命を救わんとなす、大いなる愛こそをそこに見よとは教えるなり。
病む事によりて神仏にふれ、本当の命、本当の心の生き方を覚めた者は幸いである!
その者の前には、神仏が両手を広げて、さあ、迷わずに私の道と帰りなさいと、見つめているのであるから。
全ての奇跡は、その命、魂こそ救わんを目的とするのである。
その身を救われてなお、心、命を正と覚めず、迷いの中にかえりゆく者こそ、哀れの上の哀れと言うのである。
病みたる者、自らの命、自らの心こそよくとこれを見つめよ。
真理神仏の与えたもうた命の道を忘れたる自己を見つめて、真なる命と知れ!
その命と覚め帰る事こそ、汝等の一番の救いなのであるから。
仮有一時期のその身が本当の命ではない!
その本当の命(魂)こそ救われずして、真の救いはならずなり。
病みて神仏を知り、その心、魂を救われたる者こそ、ゆえに幸いなると教えるなり。
命はその命を生みつくる為に生まれ来るのであるから。
病みの床にある者よ、その命と神仏こそをしるべし!
されば、真なる命と覚めて、病みの恐れのなくなるなり。
汝等みな、真実の命を生み育てて、生まれる為にこそ今を生きているのであるから。
この身は、命を生み育てる為の命これなり。
ゆえに一身、道と覚めて、真なる命と帰れと言うなり。
そこにこそ、神仏の教え示する命の世界が開けるなり。
奇跡を見る為に、病みを与えられたる者は幸いである。
そこより、本当の命の道と帰れるのであるから。
汝等のその命には、神仏と通じゆける、大いなる命が内と存在しているのだから、道を見てそれと覚めよ。
太陽の法嗣
大日 天光子
合掌