『真実の王・王と申する者達よ!1』
国王にしろ、大王にしろ、法王にしろ、天王にしろ、明王にしろ、王とは、玉座法性の座において摩尼の命これを支える者是れなり。
されば真実の王は、命の内奥玉座においてこれを覚して、全ての命を支える者これなり。
すなわち、地にありて一切世界と、一切の民、一切の衆生を支える者これなり。
さればまた王とは、その摩尼宝玉をもって天高く掲げて光となし、全ての世界、全ての民、全ての衆生を平等となして遍照する者これなり。
すなわち、天にありて驕らず、高ぶらず、慢ぜず、自我欲に迷せずして全てを包む者これなり。
されば王たるは、一命内奥の世界と入りて、その大海より摩尼宝珠を得てきて光明と輝く者これなり!
輝かす者これなり。
それをもって一切の衆生に内命の真実これを説きて、導き救う者これなり。
その光、無量と作して一切を照らすは、王の王たる印と知る事なり。
国王にしろ大王にしろ、法王にしろ、天王にしろ、明王にしろ、王たる者全ては、これを知らずば王にあらずと申すなり。
されば全ての王よ!
我と修せよ!
我と学べよ!
我と覚して我と至れよ!
それが全ての王の責務とこれを示すなり。
我は、太陽という大いなる摩尼、主の大宝珠を掲げてその大法と説きゆく者と言うなり。
これを手にせざれば、汝等みな、王にあらずと申すなり。
王とは玉と持つ者、覚めた者と知れとは教えるなり。
天王達よ、
明王達よ!
王とは玉座法性摩尼の座においてこれを得て、これを守りて、これを輝かしめて、命これを支える者これなり。
これを忘れて、これを破れば、もはや天王とも、明王とも、申さぬ事を知る事なり。
されば我の法教こそ真、一の大事と知りて守るのが、汝等の責務とこれを知る事なり。
そのゆえに汝等は王たる王、真の王と申せるなり。
竜王も、魔王も、王と名乗るならば、この王の王たる義こそ忘れてならぬと申すなり。
玉座法性摩尼これを得ずしては、王になれぬと知る事なり。
されば、そことありて、これを磨きて、これを守りて、これと輝かしめるが、汝等の務めとこれを示すなり。
王よ、玉座法性にありて、よくこれを道となすに、その汝を我は、王中の王と讃えるなり!
真の王と讃えるなり。
玉を実と得て道と極めたる者を真の王と言うなり。
太陽の法嗣
大日 天光子
合掌