『墨染めの衣!』
墨染めの衣の下に着ける白の衣これなんと読むなり。
闇の中に輝く月氏清浄の光明をそこに読めとは言うなり。
煩悩即菩提、そこに一とは知る事なり。
されば墨染めの衣の僧侶よ、月氏、なんに依りて輝くか、実と見よ!
月氏すなわち自然の内に太陽真理、大日如来の光明に依りて加持されるゆえに輝くなり。
この法爾自然の命の教え、そこに読めとは教えるなり。
さればその僧侶達よ汝等またよく太陽遍照大日如来にこそ依りて一と和せとは示すなり。
真理大日の光明、自己の心水、仏性の鏡に写すがよきと教えるなり。
この一命の加持、境地冥合なすゆえにして、入我我入の真実、実と至ると知る事なり。
墨染めの衣の下に白き衣を着けるのは、月氏正法それとひとつと知る事なり。
真理大日に照らされて輝く月はそのまま汝等のなすべき命、あるべき命と教えるなり。
さればみな太陽大日にこそ依りて生きよと教えるなり。
それが仏教の本道なると教えるなり。
さればまた、ここと示せば、牧師また僧なるにこの理、一とは知れと示すなり。
黒衣の牧師、その内に清浄なる命、神性のあるを覚めて太陽に依りて真理の道と至れと示すなり。
闇の中の月は法爾自然にして、太陽真理に照らされて常にあるとは知る事なり!
この合せ鏡の法をこそ大円鏡智にして、一切如来智印と言うなり。
仏の法も、神の法もここに変わりは非ずなり。
その太陽真理の神秘、偉大なる真実と開くから、仏陀も、人神も聖者も、生まれる事と知る事なり。
古代の王は本来ここと開き至りて、王となるとは知る事なり。
ゆえに墨染めの衣に白い下着、その姿はそのまま、正法一実の教諦なると示すなり。
さればその闇の衣を脱いで清浄なる命と生まれよと教えるなり。
それこそが宗教宗道の大正法と一なる義とは示すなり。
ゆえに僧侶達よ、真実の命と覚める為に、この法を修し極めよと言うなり。
太陽大日と境地冥合して一と生まれる!
これがその道の全てとここに教えるなり。
(大日如来とは、摩訶・毘盧遮那、すなわち、マハ一・ヴィローチャナと言い、古来より太陽の事を言うなり。
すなわち、太陽の法こそに全ては依りて、神秘大道と入りて、真の開眼をなし、悟りを実と完成せよと言
うなり。
そこにおいて頭頂に実と油、香油を注がれたる者を真の仏陀と言い、太陽一如と至りた者を人神・金剛と言うなり!)
太陽の法嗣
大日 天光子
合掌