『解放!3』
無知をもって他を害わしめ、傷つけ、殺しあわせる者に真実の解放者は存在しない。
そのような者は因果輪廻の縄に縛られて、捕らわれの身となるからである。
人よ、全ての民よ!
そのような者に決して踊らされてはならない!
その命にかならず報いは来るからである。
そのような無知の迷いから脱ける事こそ真実の解放と言うのであるから。
選民思想の自縛の神は、人を迷わし、人を誤やまたすなり。
修羅と餓鬼と畜生の如き争いと、対立をめぐらしてなんの救いと申せるなり。
もっと大きな心、真実の命と覚めて、自己を解き放て、天空心はそのような大きな心と教えるなり。
その迷いのとらわれを滅して、大きく生きよと言うなり。
全ての民は皆平等、この真実の道こそ早く覚め至れと示すなり。
ただそこにのみ大いなる一は輝くのであるから。
人はその無明ゆえに多くの無知の縄に捕まり、縛られているのである。
そのゆえその苦しみから脱けられないのである。
されば解き放てよ!
真実の光と帰りて、真の自由と安心はただそこにこそあるがゆえなり。
対立する者は無知これなり!
対立させる者は更なる大無知これなり!
その者こそ一番に自らの命を害いゆく者なるゆえなり。
その対立の自縛より自らを解き放て、それこそが、真の解放への道なのであるから。
真実と道理をよく解し知るから、その無知から脱けられるのである。
それをゆえに解脱と言うなり。
解放はゆえにこの解脱によりてのみ得られるものと知る事なり。
その計らいを解き放て、そのとらわれを解き放て!
その無知の迷いこそ解き放て!
全てを解き放ったところにこそ、真実の解放はあるのであるから。
雲にこだわりて捕まるな!
青空となって生きよ!
青空は全てを一と包むのであるから。
雲と雲を暗雲となしてぶつかりあって嵐を生んでいては、解放これと言えぬなり。
青空となって全てを包む心と全てが覚めるから、解放はそこになるとは申すなり。
神や仏の本性の心は青空の心これなり。
全てを包みて明らかなり。
雲の生じて迷わぬなり!
全てを包み見下ろすなり。
全ての雲は一となり、空と流れて青空に帰り生きるが正しきなり。
されば、対立せしめて争わす者に、真の覚者たる仏陀も、神も無きとは知る事なり。
全てをその無知より解脱せしめて覚めせしめるが、真の神、真の仏の智慧とはこれを知る事なり。
道と入りて真の悟りを知り、その無知無明から解脱せよ!
そこにこそ真の解放はなるなり。
太陽の法嗣
大日 天光子
合掌