解放2 | 太陽王法の会


『解放!2』


解放とは、その無知無明より自分を解き放つ事これなり。

それを理解できずともに自己中心の心で計り、そのはからいのこだわりの中に捕まりて、争い、対立して、奪い合う事は、解放などとは申せぬなり。

そのような輪廻の迷いから脱けられないから、その苦しみの縄よりまた解き放たれないのであると知る事なり。

ゆえにその迷いこそ覚めよ!

その無知こそ覚めよ!

そのこだわり、その執着、その固定観念の無知、自己中心主義の計らいから離れよ!

そこに捕らわれている以上、汝等は永遠に解放される事はないのであるから。 

自己中心主義の計らい、執着、こだわり、欲望に捕まっていてなんの解放これと申すなり。

それを捨てて互いに相手の立場に立って理解しあい、思いやりあって手を結べば、その全ての迷苦より解放されると知る事なり。

そんな当たり前の事を解せずできないから、無知なる者達と申すなり。

土地と申しても、汝が永遠に得れるものではなく、全てにおいて求めても、永遠に変わらぬものはあらずなり!

家も、金も、宝も、地位名誉もどこに永遠なるものがあるとはこれを申すなり。

その虚仮無常にして仮のものと、汝等の命とどちらが大切か、よくと気づけと言うなり。

その命を真実の命と完成するに勝りた事など、この世に無きと知る事なり。

その命を忘れて逆に害い、汚し、傷つけ、迷道修羅、餓鬼、畜生、地獄と落として、なんになるとは言うなり。

自己の命をもっと尊び、全ての命をもっと尊び、天地一杯に大きく覚め生きて、迷いを脱けよと言うなり。

その命を命と知らず、迷いから脱けられないから、真の自由、真の解放これの得れぬなり。

ゆえに真実の解放とはなんであるか、よくよく気づけと教えるなり。

恨みに恨みをもって報いあい続けていても、どこにその輪廻よりの解放これの生まれるなり。

害いあい、傷つけあい、奪いあい、苦しめあい、全てはこれと知る事なり。

他を害いて命の上で自己を害う者に解放これのあらずなり。

他を傷つけ、苦しめて、その命の道において自己を傷つけ、汚す者に解放これの非ずなり。

そのような迷い、無知より自己を解き放つ事こそ解放なると知る事なり。

対立の自縛をなす者達こそ、解放を失う者達これなり。

よく調和なして、ひとつになる事を知る者達こそ、よく解放を知り、なしゆく者と知る事なり。

『光明の智慧は、自らと多くをその無知無明の自縛より解き放ち、無知の教えは、自らと多くをその無明の縄に縛りつける。

解き放てよ!

その無知無明の闇こそを!

真実の道、真実の智慧、その光と帰りて!』


太陽の法嗣

大日    天光子

合掌