『苦もまた師と聞く!7』
信号無視も、まだ自浄作用のあるうちは、苦も少なくすむなり!
しかしこれを重ねれば、やがて大きな事故にあうなり。
この赤信号たる役目として上がってくる苦をこそよくよく見つめて命を知れと教えるなり。
その肉体としての命を清めるのは、その心としての命これなり。
よく命と覚めて心正して正道とゆけば、生命の自浄作用と治癒力が大きくなるなり!
これを忘れるから、病みに勝てない弱き命となりゆくなり。
逆に悪道悪心とゆけば、病みは更に深くとなりゆくなり。
友よ、常にその部屋を清めて正しく整えていれば、すこしくらい散らかっても、簡単に直せるなり!
それを逆に常に塵垢、芥、ゴミの山となしてほっておけば、臭気の生ずと知る事なり。
かたしても、かたしても、すぐ散らかして山となせば、なにもならぬなり。
これ汝達の命の上に詠みて聞けとは言うなり。
これに気づかないから、病みと苦しみそこに生じてくると教えるなり。
これただ肉体のみにあらずして、精神の上と心の上にこそ一と聞けとは言うなり。
苦しみとは全て、その命とその心を正す為にあがって
生じてくると知る事なり。
それと気づいて、自ら正し清めて、正しく生きるに、それは滅して、苦より離れゆくとは教えるなり。
(自分を苦しめている自分にこそ気づけ!
自分を苦しめる最大のものは、自分自身なのであるから!)
(財欲、物欲、権力欲、名誉欲、自分中心に考える無知の心、自分の思いどうりにならない苛立ち、あらゆる欲望が苦しみを生むなり!
その苦しみはみな自分が自分で生んでいるのである。
生老病死を怖れる心がまた苦しみを生んでいる。
その全ては自分のその心と行いを正す為に生まれてくるのである!
それを覚め気づいて、その心と行いを正せばその苦しみは去るのである。
真の命と覚めて、その無知より去れとゆえに教えるのである!)
太陽の法嗣
大日 天光子
合掌