『幸・不幸!』
本人の幸、不幸は自ずから本人の心にこれあり。
他の者がそれを見て、幸、不幸と決めつける事ではない。
たとえ人の目に病みて見えようと、人の目に狂うているように見えたとしても、幸、不幸は自ずから本人の心にあり、また別のものである。
ゆえに自分本位に決めつけて見る事こそやめる事である。
それを見て、不幸と感じたならば、その者を心から大切にしてやる事である。
その者を愛し、守ってやる事である。
決してそれをさけたり、忌み嫌ってはならない。
その者の前で、その者の暮らすところで嘆いてはならない。
その者を認め、愛し、思いやり、大切にしてやる事である。
その日々の営みにおいて、その者の幸せもまたなり、自らの幸せもまたなり、命としての道もまたなるのであるから。
全ての計らいを超えたところにある
命の尊厳、愛と命の道はまたそこに純然とあるのであるから。
太陽の法嗣
大日 天光子
合掌