真の心、真の命とは | 太陽王法の会


『真の心、真の命とは!1』


人よ、
よくこの世界、
人の身の実相を見なさい。

今の自分の身体、肉体はもともとあったのか!

よく人というものを見つめて見るがよい!

今の自分達の身体はもともとあったのか!

母なる胎内に宿る前の自分は何であるか!

よく考えれば、
皆知っているのである。

父と母が
結ばれて
愛しあい
一つになりし時、自らの肉体生命がひとつになって初めて肉体の誕生を得るのである!

その肉体は今の自分達の肉体か、
違うであろう!

しかしそこには自分の真の生命は宿りゆくのである!

その宿りゆく真の生命が心である。

肉体は母の
胎内において、
母の生命、
母の肉体、
母の血とつながりその中で育てられ身体を造るのである。

その肉体はなによって育つか正しく見つめて見よ!

母の肉体を作り、母の肉体を
生かし、
血とし、
肉としているのは全て自然である。

太陽の光であり、大気であり、
水であり、
そして天地の営み自然の営みから生まれた自然であり生命である。

自然ありて
母の肉体あり!

その胎内で子は、母の食べた自然を自らも身にして
血として、
その肉体を人の形として形成するのである。

人間は
その肉体を自然を得て造りゆくのである。

人間は天より人間としての種子をいただいてくるが、肉体は、
自然の命を母と共にいただいて造りゆくのである。

そして
その肉体には、
人間の本体である心(魂)が宿るのである。

その心、
魂が人間を人間として形成してゆくのである。

そして肉体は本体の心(魂)を宿し、自然によって
育てられ、
成長し、
母なる胎内より外界へと出るのである!

この世へとの誕生である。

その
肉体は、
精子、
卵子の形ではなく立派な人間として形成され、
人間としての誕生をするのである。

その肉体は常に変化し成長してきたのである。

肉体は
変化しても、
その肉体には
源点の意識、
心が、
その時宿りきているのである。

肉体を形成する
意識と心、
これは形無く、
目で見ることも、つかむこともできない!

有で無く、
無くて有る!

つまり空相の実体が宿るのである。

これが人のめぐりゆく命であり実体なのである。

人の肉体というものは子供として
誕生して、
母の乳を飲み、
更に大きく成長するのである。

成長とは肉体を作るのである!

その子を見るがよい!

教えもしないのに乳を欲し、
乳を飲み、
そしてお腹がすいたら泣いて教える事を知っている!

オムツが汚れる事も泣いて教えるのである。

そして生まれたる事を喜び、
無心に微笑み、
笑うであろう!

目が見えるようになると、その目は何にでも生き生きと輝くのである。

母の愛を子は誰にも教わらず知っているのである。

父を父として子は誰にも教わらず、見つけ、
微笑み、
その愛を知るのである。

その子は
夫婦のいさかいの声を聞き、やめてくれとばかりに泣くのである。

夫婦の円満と幸せを喜ぶのである。

愛も、
思いやりも、
善も悪も、
教えられることなく持っているのである!

それは肉体が持っているのであろうか、違うであろう!

肉体はどんどん成長し変化しているのである。

泣く、
笑う、
怒る、
乳を飲む、
これらを知っているのは心なのである。

肉体は実体として見えるが心は目で見ることができない!

その心が人の本体であり、実相である事を知る事である。

その心には人の人てしての記憶、
意識があるのである。

人の肉体は
そのまま自然なのである。

子供として
生まれたる人は、母の乳を飲み、
更に大きく肉体を作る!

肉体は成長し、
常に変化してゆく、その母の乳は自然から生まれるのである。

母が自然の
恵みを食し、
自らの母としての胎内で乳として変化させて生んでいるのである!

乳そのものが、
もともと自然なのである。

その子は成長し乳を離れると、
天地自然のあらゆる恵みによりて、その肉体を大きく成長させるのである!

肉体は自然ありて成長する!

肉体は自然によって生かされている!

自然が変化して
肉とし、
血として、
人の肉体を形成しているのである。

肉体とは何であるか!

なんによりて成長し生きているのかよく考えて見るがよい!

肉体とは自然そのものなのであり、光であり、
大気であり、
水であり、
大地であり、
あらゆる自然の恵みの変化形成した姿なのである。

肉体は自然なのであり全ての自然とひとつなのである。


太陽の法嗣

大日    天光子

合掌