業(カルマ)2 | 太陽王法の会


『業(カルマ)!2 』


宗教の一切の相はすなわち、
但、
人間を人間と帰してその真実の智見と至らしめ、
悟り覚めを与えて天道と帰らしめるすがたゆえに
人間形成・
人間完成、
これに尽きると知る事なり!

これを成したる者が、仏陀となり、神と帰るなり。  

善り善き人生を生きて常に善きところと生まれよ!

そして命を叩き鍛えて磨くを第一となして天をめざせ!


天と生まれよ、
その道標が、
仏教、
神教、
宗教であると知りなさい。  

業(カルマ)は羯磨なりてこれ、
命の作業なるに
これをして、
受戒・懺悔の作法とも教え示すなり。

羯磨とは、
命の磨きにして羯の作業と知る事なり。

羯に三義ありて、一にこれ、根本、二にこれ、羯磨、三にこれ、成身なり。

これはそのまま、因・
行・
証なりて、
根本を因となして
その命の磨き羯磨すなわち真如法性と一にして美しき命と成長させるための命の修行をなすと教えるなり。


しかるに、
そこより正しい命たる成身の証を得るなり。

すなわち、
発心大因心・
修法大行心・
感得大果心を、因・
行・
証と教えて、
自受の羯磨と示すなり。

しかるに
そこより、
裂大網智心・
帰一大処心となしゆくは、
他受せば、
檀波羅蜜多を根本となして因となし
戒波羅蜜多・
忍辱波羅蜜多・
精進波羅蜜多・
禅波羅蜜多を行となし、
そのまま慧波羅蜜多となして自受の証と示すなり。

そこより、
方便波羅蜜多・
願波羅蜜多・
力波羅蜜多・
智波羅蜜多と証すはみな、
自受の大力なりて他受の羯磨と示すなり。

この自受・
他受の覚行円満となして、
一切済度となすを成身の証と示すなり。

これを
更に合わせれば、十地の教えまたこれ一にして、
羯磨、
命の作業、
働き一と教えるなり。

これこそ命の道にして真実の命と至る道なるに、
ここに命を乗せて一と生きるを知る事なり。

密教の
金剛大曼荼羅を
根本会曼荼羅(因)
羯磨会曼荼羅(行)
成身会曼荼羅(証)とかくかく呼ぶは命の道そのままそこに示すなり。

すなわち、
命の働きにして命の道なるに、
これを知りて生きよと教えるなり。

羯磨はゆえに命の根本の働きたる道を示すなり。

命これを美しく磨きゆく事こそが大切なるを知る事なり。

業は、
命の作業にして働きなるに、甚深妙を秘めるなり。

業は命そのものの営みにして行いこれと知る事なり。

人この業を生きるに三義あり!

一義を
これ善業と言い、二義を
これ悪業と言い、三義を
これ無為業と言うなり。

人はこの三つの業を生きるなり!

無為業とは中道の行にして自然法爾のすがたとこれを教えるなり、
すなわち、
善に非ずして、
悪に非ずして、
善悪に非ずして、自然である!

法爾のままにして自然!

それが無為業これなり!

しかるに
業に示せば、
善業に善果を示し教えて、
悪業に悪果を教えて業の命を教えるなり。


太陽の法嗣

大日    天光子

合掌