『農!』
農は田畑の土をやわらかくし、
固い土をほぐして耕やかし、やわらかくする事なり。
すなわち、
その田畑という命を耕やかして、
固い土(無明、無智)をほぐして、
ほぐして(羯磨)やわらかく(自在無礙)する事を示すなり。
そこにおいてよく命の種子を植えて
根の国(魂・根源の心)より、芽を出さしめて育て、
成長させ、
果果と成就なさしむるをこそ、農と言うなり。
すなわち、
曲がりた命(色心)を正しく辰たしめるをこそ言うなり。
辰は十二支の五番目と示して、
竜にあてるのであり、時刻にして午前八時を示し、
光明と登り立たしめる朝日の体とあわせるなり。
これ、元気よりふるい立つさまを示して命の真を示すなり。
農は
すなわちそのまま
一命一心とあわせて教える命の教えなるに農即自身となすが、
農の名人にして、一命を磨く達者とこれを教えるなり。
『農は脳と一如となすは、一命大覚命の妙と知る事なり』
太陽の法嗣
大日 天光子
合掌