托鉢! | 太陽王法の会


『托鉢!』


托鉢とは
本托鉢行なりて、これすなわち、
本たる真理にして本源の命と托して一身金剛の鉢となして行ずる事と示すなり。

本托とは、
真理一命と托する事なりて、
はたまた、
その命の内なる
本自本性、
本地一如と托して命をゆくを示すなり。

鉢とは、
金剛本自の性と持する自身一命の事なりて、至る道とは教えるなり。

鉢を梵に鉢多羅と示して応量器と示すは、真如の命を受けておさめる器なりて、その命一切と連ねる大きい皿の如くと示してこれを教えるなり


一々と示せば、
量に応じて支える器なるにこれそのまま、行道の命の修をおさめるなり。

すなわち、
金剛堅固自性心、本自となすを教えるなり。

それこそ、
托行の真実なると知る事なり。

すなわち、
受けるは
真理の智慧にして心なりに、
それを命と受けて命とおさめて、
命を生むを教えるなり。

ゆえに、
本托の托するところを示すなり。

みなみな、
その行は、
一身一命の教えなりて受けて執着する事なき、
空の命と無我の命の実践をなせと言うなり。

しかるにまた、
その鉢と受けてその鉢より取り出して天下衆生に与える命の行を、
そこに知れと言うなり。

入我(本托)
我入(鉢行)
となして、
自利、
利他の覚行円満となすが、大切なり。

しかるに、
方便究竟となして天下の為に生きるのが、その行の究竟と言うなり。

一命と受け、
一命となし、
菩薩、
沙門の命と修すと知る事なり。


太陽の法嗣

大日    天光子

合掌