『念仏の心と悟り!1』
友よ、
念仏を
申する友達よ!
一切にむかいて但、ありがとうと、頭が下がった時こそ、念仏が念仏になったのである。
友よ、
その一切に対して一々正しく道理を見てよく了解してゆく事が、その智慧と育てる事にして、育てた事これなり。
この一々一切をして受け取ってゆく!
うなづいてゆくこと、それがすなわち念仏の心これなり。
全てに対して、
ありがとうと、
心から頭が下がった時こそ、汝の念仏の完成なり。
阿弥陀仏は一切にあり!
一切に輝くことこそ知る事なり。
念仏、
ただ念仏、
ただ念仏、
このただ念仏がそのまま念仏の悟りこれなり。
諸法実相
ただ念仏、
みなただ
念仏と悟れば、
全ての世界からただ、南無阿弥陀仏が聞こえるなり。
念仏者の友よ、
ゆえに全てにむかいて、ただ念仏申して合掌せよ!
合掌してひとつに冥合せば、念仏がこだまとなってかえるなり。
ゆくも念仏、
くるも念仏、
全てに響きて満るなり。
されば、
但、念仏が法然のままに悟りとなって開くなり。
太陽の法嗣
大日 天光子
合掌