『交わるに染まるなり!』
悪臭に交われば悪臭にそまり、
良き善き香りに交わればその香りに染まる。
悪道と交われば悪道に染まり、
やがて自らを苦しみへと落とす。
善道と交われば善道と染まり、
よき智慧と徳とをおさめる。
一方は迷苦悪趣へとその身を落とし破壊への道とその命を落としてしまい、その一方は光明へとその身を昇華して、成長と完成への道とその命を輝かしめる。
友よ、
この道理を知ったならば自ら進んで悪臭の中にその身を落とすをやむことなり。
真の
賢者、
道者、
仏陀、
菩薩達は、
その
全てにありても、染めて染まらず、全てを道と帰し、光とかえる者となりゆくなり。
ゆえに全ての処においての救いと、導き手となれるなり。
人よ、
この生き方を見て汝等もまたその最上の生き方を命に得なさいと教えるなり。
友よ、
悪臭に自ら好んで交り、それに命を染み込ませ染めたいと考える者はいないであろう。
それと同じように悪道に交わり、
悪道にその命を染めるな!
友よ、
善き香りを好んで、その善き香りにその命を包みたいと考える者は多いであろう!
それと同じように善道に交わり、
善知識に交わり、その命をそれに染めよ!
友よ、
このように自ら達の命が真に欲するところと、
欲さないところをよく見て、その命を生きなさい。
仏、
菩薩、
天人神々は、
その道にありて、その命にそいて、染めて染められる者に非ずと知りなさい。
さればそこにこそ依る事においての最上の生き方は無きと知る事なり。
悪臭に交わり、
悪臭に染まりて、その悪臭がわからなくなるならば、真に悲れにして愚かな事なり。
悪道においてこのようになるから、自らを自らで破壊へと運ぶと知りなさい!
好んで悪臭に交わり染まる事がないように!
人々よ、
悪道を去り、
善道の香りと一つに生きなさい。
自らで悪趣苦界に落ち行くような悲れを去れと教えるなり。
太陽の法嗣
大日 天光子
合掌
オ一ン・アビラウンケン
オ一ン・アビラウンケン