『離婚!』
離婚と言うものは双方の合意でなすものであり、一方を不幸にして自分の幸福のみ築くと言うのは正しい基準に反するのです。
他人の不幸の上に自分のみの幸福を築きゆく事は、結局自ら不幸の因縁をそこに生み、残す事になるのです。
ゆえに離婚という問題は、その当人どうしはもとより二人の間にある子供の心、まわりの心をよく考えて、その全ての合意を最小限に近づけてこそなす事が大切なのです。
他を犠牲にして自らのみの幸福を求める離婚は、結局のところ真の幸福をもたらす事はないのです。
その自ら与えたところの不幸が自らの上に因縁として、きざまれてゆくからである!
子供の有る親は
ゆえに子供の本心、その心に立つ事こそが第一に大切な事であり、子供の不幸、悲しみ、苦しみの上に立った離婚は決してなすべきではないのです。
他を不幸にして自らが幸せになるのではなく、他を幸福にして自らまた幸福になる事こそが正しい道なのであり、他を幸福にできる力を自ら得るに勝りた幸福は本来無いのである事を気づく事が大切なのです。
他を不幸にして自らの幸福のみ求める人は自らの不幸の原因を集め積み重ねる人である。
他を幸せにして自らの喜びとし、楽しみとして、幸福とできる人は限りない幸福の因縁を集めて積み重ねる人なのです。
他を不幸にする人のまわりには自然と不幸が集まってくるのであり、他を幸福にする人のまわりには幸福が集まってくるのである。
これは当たり前なる道理であり、この世界の真理でもあり、因縁の法則なのです。
その生命における因果はその上で更なる道を示してゆくのです。
ゆえに他の不幸の上に立って自らのみの幸福を求める事は、自らの不幸の原因にして自らのまわりの不幸の原因にもなるゆえに、よく覚めて生きて、そのような迷い誤ちた生き方はやめて生きなさいと教えるのである。
子供を中心にして、よく考え、まわりの人達の意見によく耳をかたむけて聞き、離婚にふみきるか、心を決めなさい。
太陽の法嗣
大日天光子
合掌