天は許さず! | 太陽王法の会

『天は許さず!』


「天は吐くを知らずして吸うを許さず!」

こういう一文になにを学びますか。

ただ読み過ごすだけならなにも得られません。

人は生まれの始めに大きく泣いて、吐きます。

吐く息を最初にして死と帰る時は息を吸って、やがてその肉体より脱け出ます。

吐くから吸えるのです。

呼吸は、そうしてなってゆくのです。

吐くから吸えるのです。

吸ったら吐くのです。

正しい呼吸は命にとって最も大切な事を知って、よい呼吸をし、その呼吸を乱さぬように生きましょう。

「出すを知らずして、食するを許さず!」

「出すを知らずして、得るを許さず!」
こう読んで見ましょう。

出さずして食したらどうなるでしょうか。

これは絶対に無理な事ですね。

出すから食せるのです。

身の養いとして、血肉として得たら出すのです。

だから食の生活も身体を守り保ってゆけるのです。

出す事を惜しみ、ためていたら入れられませんね。

例えば、タンスの引き出しに一杯に物を入れ詰めこんでいたら、新しく入るでしょうか!

出してしまえば、いくらでも入るものです。

出す心、捨てゆく心まず大切と知るならば、そこに執着する心もなくなり軽くなって迷わず暮らせるのです。

天地を見て見ましょう。

桜の木が花を満開に咲かせて人々を楽しませ、喜ばし、明るくし天地を色どり、春を教えてゆく。

そして惜しみなく、その花を散らして見せて青葉若葉をつけて、自らの命を成長させてゆく!

その心も、また成長してゆくべき命の姿を教えてくれています。

大地に咲きくる沢山の花々、その花を咲かせて天に向かって微笑みながら散ってゆく。

みな命を教えてくれています。

水は天地をめぐりながら全てを生かし、守り、育て、惜しみなく存在している。

風は天地を清め、生命全てに命を与えてくれている。

大地はあらゆる命を育て、生み生かし、守り、全てを惜しみなく与えてくれている。

太陽はその光をして、その全ての命を生み、育て、養い、守り、生かしてくれている。

その光は闇を取り除いて光を全てに与えてくれている。

夜の眠りより、覚めゆく命のあるべき姿を教えてくれている!

闇の中に迷う命!

闇の中に怖れる命!

その迷いて覚めを知らず忘れている命に、朝の覚めの清々しさを示してくれている。

その眠った命を、覚めへとかえす道を教え与えてくれている。

その光あるに全ては存在しえている。

その光は惜しみなく全てに与えてくだされている。

「出すを知らずして得るを許さず!」

わかりましたか。

出すから入れられるのです。

私は智慧という命にとって大切な教え、道を全てに与えたいと願って、得て得て得ているのです。

だから惜しみなく全てに与えるを私の道としているのです。

出して出して出しても入ってくる。

それは枯れる事の無い泉の如くに生まれてきます。

出して出せば、更に生まれてきます。

太陽の光の如く、出し与えれば、出し書き残せば、無量、無尽、無限と生まれてきます。

太陽が光と共に開き見せ、聞かせてくれる天地大自然、その全てが私にとって教えとなり、智慧となっているのです。

この天地全ては私の師であり、友であり太陽こそその「主」なのです。

単純な教え、一言の中にも、大きな教えがある。

それを実と知るのが、智慧の世界なのです。

全ては私と全ての命全ての人々に、命の道を教え与えてくれているのです。

一文字を読みても無量と読み、釈をもって説きあらわす事ができる。

その完成者をしてこそ「真実の仏陀」と言うのです。

その大いなる「主」の座と知り、そこと昇りゆきた者こそ、真実、神と生まれた者とも言うのです!

みな、その道々にあって天をめざし最上天を極める事ができるのです。

智慧を学び、そして自らのものとして得る事の大切さがわかりましたか!

頑張るのです!

天と共に見守っていますからね!

そして惜しみなく教えを説いて与えましょう。

釈迦仏という仏様がいますね。

この釈迦という名字は、その仏の姿と道を示していま。

「釈をもって道と命に加えてゆく大いなる存在、ゆえに釈迦尊者、釈尊と言うのです。」

釈、その教えをもって天下一切の人々に道と命のあるべき姿!

目指すところを与えてくれているゆえに、仏陀と言うのです。

あなた達も、菩薩の一人一人として覚め、道あるを知って生きるのです。

天使、聖霊もまた同じ道にある人達です。

神の使徒となり、人々と共にあるという事を知り、その命を天とめざして堂々とゆきなさい。

小さな自己中心の心。

無知の自分に気づかず、なんでも知っているつもりの者達!

勝手な自己の物差し、小さな計らいの中で決めつけて論じ合い、対立し、争う人々!

その無知、無明の自分を脱ける為に智慧を、心を、道を学ぶ事です。

この世界で、真実の命を得るに勝りた道は無いのですから。

権力も地位も、いかに人の為世の為に使い得たかに、命があるのです。

自分の為、自己中心に用いて一番愚かな命となりゆく事こそ悲れな事です。

偉大なる命の世界、全ての中に道があり、道がおかれています。

私はその最上天の智慧と知っています!

その全てを全ての人々に与えてあげたい!

それが私の願いなのです。  

今、この天下に私の教えを超える者、一人とてこれなし!

私は一人座して万教すでにこれを書き残すなり!

ただひたすら最上天をめざして歩み、その教えを全ての人々に与えんと欲するなり。

太陽、私の主の如く智慧を光とかえて、一切に遍照なせれば、私の願いもまた成就するなり。

私は太陽主と共にありて、ただただ太陽の王法をもって、その智々広大と説き示して一切の眼を開かんとなすなり。

全ての中より菩薩となって道これを実となさんとする者こそ真実の命、これを得る者とここに示して証するなり。

「笑顔を持って生きなさい。笑顔を忘れず、全てに向かって微笑みなさい。笑顔こそ全てを美しく輝かせるもの。赤子の微笑みに接すれば、地獄の鬼達さえ微笑み、不動明王とて目を細めて微笑むなり。」  

「万花悉く天と向かって、その命の花を咲かせるなり!咲きて全ては微笑むなり。天はその果報と与えて命に蜜を与えるなり!人の命も是くの如しと知る事なり。太陽と一つに命を育て、内なる華こそ咲かしなさい!甘露の蜜は、その命の内より生じるなり。
笑顔を持って生きなさい。笑顔与えて生きなさい。」

※「甘露の蜜は命の内より生まれくるもの。
それを勝手に作りて甘露の蜜などと売る者がいるが騙されるのではない!
なにも知らない無智の輩がそれを売り物にして人々を騙しているに気をつけなさい。」


オ一ン・アビラウンケン

オ一ン・アビラウンケン

オ一ン・アビラウンケン


太陽の法嗣

大日天光子

合掌