『核を用いる者達!』
一瞬の内に何十万、何百万の命を殺傷し奪いゆく核の恐ろしさを知りながら再びこれを使う者があるならば私は、
その者をして永遠に神に背をむけた悪魔と名付けるのである。
何人にそのような権利があろうか!
一人の人を
傷つけ殺しても、
その罪は深く重いものであるのに
平気で何十万、
何百万もの命を奪える者ならば
もはや人間とは言えないのである。
人々よ、
奪われる命の立場に立ってこの当たり前の道理を心に知れと言うのである。
それを使おうという心無くして
何ゆえ核実験などなしゆくのか!
使おうという心が、悪魔の如くそこにあるからそれをなすのである。
それ意外に
これを申するならば、それを行う事で他の国に対しての威喝となし脅威を与える為と読めるのである。
一瞬の内に
都市を破壊し、
何百万の命を殺傷するという行為を
心、
命に見つめて見よと言うのである。
人が平気で
これをなすならば、人間こそ全ての命の中で最も下等で、
愚かな者となりゆくのである。
人々よ、
人としてこの当たり前の心こそ覚め気づけと言うのである。
「 神の天地を傷つける者達よ、その報いはかならず汝等の上にめぐりかえると知る事である。核実験を繰り返し、母なる大地を傷つけ続ければ、それは必ず報いとなって人の上にめぐりかえると知る事である。そのような愚かな行為に気づかぬ者達こそ、天上天下第一の愚か者と言うのである。」
友よ
人々よ!
例えば核実験で人の生命を一人として傷つけないと申そうが多くの生命をそこにおいて傷つけ奪いゆく事を知る事であり、その罪こそまた重き罪と知る事である。
地に住むもの、
自然の中に住むもの水の中に住むもの、あらゆる命がそこにある事を知る事であり自然の木々や花々とて全て命ある命とこれも知る事である。
その命を傷つけ奪い取る権利など無いと知る事であり
神も仏も人間に対してそんな権利は与えていないと知る事である。
そのような事を許し与えるならば
それは悪魔にして、道をすて
神を捨て
全てを捨てた迷者とこれを示すのである。
その因果は必ず
報いとなって還るのであり故に命の世界の原理これを覚めて罪を畏れてそれを去りなさい。
兵器としての核そのものに正義など一片のかけらも無きゆえに早く人の世界から滅しゆきなさい。
人間の生命を一人として傷つけない核実験などまた、無きを知る事である。
「それあるにこれ有り、これ有るにまたそれ有るなり。それ無ければこれ無く、これ無ければまたそれ無きなり。因縁あるにその苦しみまたそこに有り、その因縁の無ければ、その苦しみまたそこに無きなり。核によって生じた病苦、全てこれ人の生じた因縁なり。その因縁無ければそれのまた生じる事の非ずなり。さればそれと生じた罪業の重さを知れと言うのである。」
その創造を原因として、その形成をまた原因としてそれは生まれたのである。
ゆえに
その創造者をして親と名付けるのである。
人間のである。
世界で原爆の父、
水爆の父などと申するのも、
そのゆえである。
さればその
創造「原因」と
形成「間接原因」を因縁として、
その全ての苦しみもそこに生ずると知る事である。
その苦しみは即ち、その行使行為という因縁に依りて生起すると示すのである。
その行使行為の
無ければ、
その苦しみもまた生ずる事は無いのである。
そこより生じた病苦苦しみの全ては人の因縁ゆえと知る事である。
その迷愚無明の
因縁無くば、
その苦しみは生じていないと言うのである。
されば
その苦しみを滅する為に
それを滅し捨てよと示すのである。
その苦しみはゆえにその無智無明、
迷愚の心を正す為に生まれて来たと知る事である。
されば立て!
人の全てよ
立ち上がれ!
立ち上がりてその無明より脱けよ!
その苦しみの因縁より脱けよ!
それが全ての命の本来有るべき姿と示すのである。
「その行為によりて人は尊き者となり、その行為によりて卑しき者ともなる。核を使いその世界と多くの命を奪う者に尊き者などいないのである。人はその行為に依りて逆に最も卑しき者と落ち行くのである。人の人としての尊厳、命の尊厳を知るならば、そのような悪魔の兵器を使ってならぬと言うのである。そのような悪魔の兵器を滅し捨てよと言うのである。そのようなものに取りつかれて闇国の世界、闇の闇へと堕してはならぬと言うのである。命を知り、命の道を知り、早く覚めて、光明の朝の光と帰れと教えるのである。」
全ての人々よ覚めよ!
太陽の法嗣
大日天光子
合掌