無智の世界! | 太陽王法の会

『無智の世界!』


資本経済は節し蓄積するところにあり!

破壊、
浪費ところにあるのでは無い事に
無智転倒の人々は気づかないのである。

真の富も豊かさも、その正しい道にこそ成りゆく事を忘れて貪欲におぼれるから、その命も害い、
苦しみを生みゆくのである。

正道を離れての政治は無く、
自然を離れての資本経済は無いのである。

自然を節し
大切になして
生み育てて
よく蓄えるのが
真の
資本経済であり、
迷える人々は転倒して自然を破壊し、
限りない浪費となして資本主義だの経済だのと論じるのである。

政治は、
正道と合わせ治めるを教えるに
権力に主権、
掌握にうつつを
ぬかして
争い、
無智なる争論をなして対立という大迷の中に沈んでゆく
真にこれ
哀れの極みである。

政治は、
天下国家これを正しく真理に添いて治めるものなるに
誤つ者達は、
その国が民ありて成るを忘れ
権力中心となして
覇権を争い、
派を競い、
民の存在を忘れて、それを民主と叫ぶのである。

民無くして国無きを知らず
民を苦しめ
民を迷わし
民をないがしろにして害い
軽かしめ
無智欲望の権力争いは尽きるところが無い!

そのようなものが命の上においては
なんの意味の無い
虚仮、
仮有なるものとも気づかないのである。

形無き、
無常なるものに
妄執し、
取りつかれて、
あたら生まれたるその生命のゆく道
なすべきところを誤ち、
争乱と、
苦海を拡大しつつ、恐怖と、
心労心苦とを
生み出し
ただ一時の喜びに、うつつをぬかす。

みな転倒の無智ゆえにその大切な命、
生命のゆくところが見えず
生を自ら滅しつつ、地獄悪趣の原因を積み重ねるのである。

みなこれ無智転倒のゆえである。

無智ゆえに正道
を忘れる!

欲求が欲望を生じ、欲望ゆえに執着
を生じ
その執着ゆえに
確執、
断定を生じ、
その執着と欲望によりて対立を生じるのである。

対立は争論、
争乱を生じ
争論、
争乱は
憎しみ
恨み
憂い
蔑み
恐怖
心配
不安
煩い
悩み
戦い
悲しみ等、
あらゆる苦しみを生じてゆくのである。

そのゆえに一切は、餓鬼、
畜生、
修羅の毒に
おかされて、
その苦より脱けられぬ地獄と入るのである。

餓鬼とは貪欲、
自己中心主義の命、我、我、我と
我のみと食らいて、しまいには自らを食らい尽くして滅してしまう自我の鬼を言うのである。

畜生とは
真実の命を知らず、真実の命と命をうえ育てるを知らず
暗く闇と沈みて眠るが如く生きる相であり無智にして無明これを言うのである。

すなわち愚痴
これなりて
愚かにして痴か、
真実と命のなる心を知らず
偶と方よりて一方に偏執して、
謗法におちいるを知らず自己中心主義に見て
考えおこなう!

自ら病むを知らず、邪見に迷して
無智の生を生きる自分に気づかない!

命の道を
見る事無くして
その毒に命を滅し続けるのである。

修羅は
自己中心の誤ちた
怒りに
対立
争乱
戦いを繰り返す争いの生命これであり、これを瞋恚と教えるのである。

すなわち
この三つの毒に害され毒されて
苦しみを自他一命の世界に広げて命を
誤つ、
真、
悲れこの上ない姿である。

政治とは
その真理に添いた正道を示して
万民に教え知らしめ天下万民一切を治めるを第一となすに、その正道を忘れて見失っている。

その三毒の因を
ぬきて
正法、
正道の薬をして天下一切に与えずして、なんの天下の治まるなり。

国は民なり
民は国なり
民主とは、
その民こそが主である。

その民を正しく導きて治め得ずして
政治という言葉の義に反するのである。

その名義一実の意味さえ知らず
義と知らず
無智妄迷の己を知らぬゆえに
苦海、
悪趣、
地獄の因を生みゆくのである。

ゆえに人々に
その無智より離れよと示して教えゆくのである。

その無智無明の闇を悉く除いて
祓い正さんがために私はまた、真理法蔵と開き入りて、
その命の道を示し、万教を真実道理と展開なすのである。

人々は、
ゆえに私の一切教に依りて、真実こそ覚め至れと言うのである。

ただ、
そこにおいてのみ全ての命の真はなり、全ては光と帰ると知る事である。


太陽の法嗣

大日天光子

合掌