死と向かいあいた人々よ! | 太陽王法の会

『死と向かいあいた人々よ!』


今まさに死と向かいあいた人々よ!

病人よ!

老人よ!

死をいたずらに恐れる事なかれ。

死に向かいての
その心こそを大切にしなさい。

身、
肉体に病みあるとも心をして病む事なかれ。

心の病みをこそ、無からしめよ。

その肉体の滅びが生命の滅びでは無いのであるから。

よくこれを知る事である。

少年にとって自らの幼児、
赤子の肉体は、
そこには存在しているであろうか!

もはや、
その姿形は存在していないのである。

壮年にとって青年の自分の肉体は存在しているであろうか!

もはや、
その姿形は存在していないのである。

老人にとって壮年の元気な肉体は、
そこに存在しているであろうか!

もはや、
その姿形は存在しないのである。

全ては、
このようにその因縁に依って生滅変化しつつ存続してゆくのである。

しかし
肉体とは別に
心はそこに存在し、滅びる事は無いのである。

人間はこの心という本体の命を磨くため、育て完成するために人生を生きているのである。

死と申しても生から生へと続いてゆく一過程にすぎず、
死という扉のむこうもこちらも、
生の世界、
命の世界なのである。

ゆえに身、
肉体にたとえ病いがあったとしても、
その心をして病む事なく生きる大切を示すのである。

生死も全て、
その因縁に依りて生滅変化しつつ存続してゆくのであり、
そこにこそ命の命としての道があるのであり、
死の瞬間までその心をこそ大切にして、その心、
命をこそ病ます事なく生きなさい。

その心が永遠の道をゆくのであるから、その心、
命にこそ覚めて命を大切にする事こそを教え続けるのである。

死を怖れず命をこそ大切に生きてゆきなさい。


太陽の法嗣

大日天光子

合掌

オ一ン・アビラウンケン

オ一ン・アビラウンケン