『私の一と衆生の一!』
私の一は全ての一ゆえに絶対の一と言うなり。
各々宗教においての一とは一体どのような一を言うのであろうか!
それが一々を対立させた分別別個の一なれば、小乗小異の一にして私の一は永遠に超える事はできない。
それらの一々の一は全て、私の大いなる一の中に摂し尽くされてなる一にすぎないのであるから。
よいかな友よ!
例えば私の一は全てを包む青空の如くであり、各々対立する宗教の一々の一は雲の如しである。
私の一は全ての雲を包み天空に輝くなり。
全ての雲は
みな仮有にして
その自性は皆
空ゆえに私へと帰るのである。
ゆえに仮有無常の雲の一つに執着せずして本不生をを知り、その本処たる青空に帰りなさい。
そこにおいては対立の無い真実の一が生まれるなり。
それこそが全ての至るべき無上等正覚の処とは教えるなり。
全ての宗教者、
そことある者は
この大いなる一をこそ知れと教えるなり。
太陽の法嗣
大日天光子
合掌