仏の智見は一道を知る! | 太陽王法の会

『仏の智見は一道を知る!』  

よいかな、聞きなさい!

たとえば、
念仏を見て念仏を聞きてこれと解せぬ仏は非ずなり。

もし釈迦仏これを見聞してわからぬと申すならば私はその時より仏とこれを呼ばぬなり。

念仏を見て
念仏を知り
念仏を説くは
仏ならば当然だからである。

たとえば禅を見て禅のわからぬ仏は無く禅これの解せぬ仏は非ずと言うなり。

しかるに真言を聞きてこれも解せぬようならばまた仏に非ずと言うのである。

題目を聞きても全て悉く理解して説きゆくのが仏の証であり、これとなせぬ者はゆえに今だ真実の仏智見と至らぬ者なのである。

更に示せば
神道を見て
神道と解してその道を説けぬようでは、また真の仏智では無いのであり
全てに道を見て
一相、
一味、
一法を知り釈せなくしては、一切薩般若の智見とは言えないのである。

これ位の事をなせずして一乗真諦の仏たる大覚は証せず。

妄と変わると言うのである。

五網と申して
教、
機、
時、
国、
法と示しているのになんの真実が証せるなり。

仏とはそんな浅き智見では無いのだからよく仏というものを知る事である。

日本文化において、日本神道は、この国「日本」の「正法」なり。

仏これを見て
これを知り、
これと説けねば真の仏智見と至らぬ証となるなり。

日本国において王法たる神道をないがしろにして誹謗なす者達はゆえに、そのまま正法誹謗者と言えるのである。

教、
機、
時、
国、
法と申すならば、
国の法と見じてうなずき、よくそれを解せと示すなり。

けなし
悪し
誹謗となすよりもそれをよく理解して、それを一味となして正しく説きゆくのが仏の智見と言うのである。

これ位なせぬ者を仏と申すのは誤りである。

ましてやそこと対立させたりするような者に仏など一人も無きと知る事である。

真の仏ならば
全てを見じて
そこに道を見て一味の世界を知りゆくのである。

今だ実と至らぬ低き智慧の者達が妄論と計らいて対立したりして、無智と暮らしているのです。

私はゆえに大音声と立てて天上天下にこれを教えるのです。

十方の諸仏
諸菩薩一切、
神々、
いかなる尊者、
聖人、
道者においても、
日本神道を見てその真実を解せずしてそれそのものを誹謗するならば、その者は皆仏に非ずと言うのである。

真の仏智と
完成した仏ならば、
それを見つめて、
それを解してうなずき、
そこにおいて一道一味の釈をなしゆくのである。

これ位の事が理解できずして誹謗対立となすならば、それを教える者は虚偽の仏にして真実、仏智見を完成した者では無いのである。

釈迦仏は、
全ての法、
全ての道は
一相、
一味、
一法であると説き、みな最後には一乗
「一神、一仏乗」
へと至ると教えるのである。

これを解せず聞けぬ者達はゆえに皆、今だ真実と至らぬ者にして道途上の者と言うのである。

真実道を修し、学ばんとなすならば全てを師と見よ!

一切悉く師と見て、正と見聞すればそこに学びのならずは無きなり!

一切は是れ道なるに、道に非らざる世界は無きなり。

ゆえに
真実と道を修し学ばんとなすならば、
全てを師と見て、
師と聞きて修す事こそ大切である。

自らの
小さな計らい、
勝手な思いこみはやめて真っ直ぐと正しく真を見る事であり、そこにおいて正しく道理と真実を見て、義に添うて修し学びゆけと示すのである。

「万物、万象、一切是れ師ならざるものの無きなり!みな道と観じて真と見聞すれば、自づから智慧も生ずと知る事なり。自らの生命を含めた天地宇宙大自然、万物万象悉くがこれ師なり。この世界は一切薩般若の海にして蔵なり。毘盧遮那遍一切處、一切は大日如来の命、胎蔵、法蔵、如来蔵、これゆえなり。」

道を知らず真実の悟りといたらぬ者達が神道を軽んじ、
神社にいくな、
鳥居を通るな、
祭りにゆくな、
祭りの神輿を担ぐな等々と申して自ら達の信徒を縛り、そこの子供達の楽しみ、喜びを奪う。

真、
憐れで
悲しい事です。

なにも知らない事をいい事に自宗だけに取り込もうとする事はやめなさい。

あなた達の無智を押し付けてはならない。

自分達だけで奢り、自利益ばかり追求してはならない。

よく覚めなさい君たちの無智を気づきなさい。

その出鱈目はやがてみな白日の下に正されるのですから。

嘘で罪を重ねる事なかれ。

因果はかならずあなた達の上に及び正されるのですから。

よく道こそを学びなさい。

子供達に祭りを返しなさい。

みんなに祭りを返しなさい。

天と神は見ているのですから。

みんなが集い喜びをわけあい暮らすのを太陽は見ているのですから。

ああ、
哀れなり!
人々は小さな世界に迷い!
自分勝手な事を言っては争い!
憎みあい、
恨みあい、
悩み苦しみを自ら達でつくっている!
なぜもっと広き世界をみれないのだろうか!
自分
自分
自分と生きて失ってゆく自分が解らない!
みな仮有なのに!
あらゆる欲を求めてやまない!
裸で生まれ裸で死んでゆくのに、欲と迷いて真実を失ってゆく!
真、悲しく哀れな命達である。
目覚めよ!
太陽は全てを照らして見つめているのだから!
早く目覚めなさい!


太陽の法嗣

大日天光子

合掌

南無摩訶毘盧遮那

オン・アビラウンケン