商道の真を示す! | 太陽王法の会

『商道の真を示す!』


悪なる事をもっ
て財を築き自己
の栄華に酔いし
れている者は、
自らの肉を裂き

骨を砕く悲れな
る者達である。

因縁の業はその
者をやがて闇の
底となる最低の
処へいざなうか
らである。

人を苦しめ、
他を苦しめ、
人を害い、
他を害い、
自らのみを利し
て財を築き、
豪邸を建てたり

栄耀栄華の贅を
尽くして暮らし
ていたとしても

その者達は確実
に真実なるもの
を失う者となる
のである。

即ち、
仮有にして無常
のものに酔いし
れ、
一時の夢幻に迷
いて真実なるも
の、
一番大切なもの
を失うからであ
る。

その者達にはこ
の因果生命の業

「カルマ」

が見えないから
真、
悲れなる者と言
えるのである。

他を害い、
苦しめ、
傷つけ悪し、
仮有にして無常
の財を得たとし
ても、
その者達は何も
得る事は無いの
である。

その者達はそれ
を得る事によっ
て大切なるもの
を最も失うもの
となるからであ
る。

命の道はその業
によってその者
達の落ちるべき
道を確実に与え
るからである。

人々よ覚めよ!

明らかに覚めよ!


真実なるものは
その真実なる命
の他に何も無い
のであるから。

仮有無常のもの
に迷いてその魂
を失うような愚
かを脱けよと言
うのである。

苦しむ人々の姿
を見て、
それを利用して
自らの財を更に
貪ろうと考える
者達は愚かであ
る。

たとえそこに財
を得たとしても

真実の魂、
命を捨てる者と
なるがゆえであ
る。

その者達は一時
の栄華の為に、
長くその命を闇
と落とすと知る
事なり。

一時にすぎない
仮有、
仮りに有るもの

無常、
常に無いものと
自らの真実なる
命、
永遠なる魂をひ
きかえる程の愚
かな事はないの
である。

その因果業報は
その者のゆくべ
き輪廻を与える
のであるから。

人よ!

その命を知れ、
命の道こそを知
れ。

それが貴方達を
その迷いから救
う唯一の道なの
であるから。

苦しむ人々の姿
を見て、
それを心から悲
れみ、
悲しみ、
同苦し、
涙を流して一心
に尽くせる者達
は幸いである!

その者達こそ人
を得、
命を得、
道を得、
全てを得る者と
なるからである。

真実なるものは
その者達のもの
となるからであ
る。

飢饉に苦しむ人
々を見て、
自我自欲の商い
をなし、

その物の値を上
げて更に人々を
苦しめるならば

その者達こそ魔
道悪道の者達で
ある。

その者達が、
そこに財を得て
栄華に酔いしれ
るも一時の夢幻
の如き栄華と魂
を得て真実なる
命を獲得する事
と、
どちらが大切か

どちらが長き命
の道かよく考え
て見る事である。


全てはその業

「カルマ」

の報いによりて
輪廻する命と忘
れてはならない。


真実の命を知る
者達は決して虚
仮、
仮有無常の幻に
迷う事はないの
であり、
自我自欲に迷い
て他を害ない悪
し、
苦しめ傷つけて

真実の自己を失
う事もしないの
である。

ただ真実の道こ
れを生きて、
真の命をつくり
ゆくのである。

迷いたる者達の
みがこれを忘れ
て、
仮有無常の夢幻
と迷いて、
自我自欲、
自己中心に生き
て迷い、
他を害い悪し、
傷つけ苦しめ、
真実なる自己を
失い、
輪廻悪趣と流転
なすのである。

覚めよ!

覚めよ!

命の道は今、
それだけのもの
ではないのであ
るから。

人々の弱みにつ
けこんで商いと
なすな!

人々の苦しみを
食いものとして
商いとなすな!

人々を騙したぶ
らかして商いと
なすな!

そのような事で
一時の財を得た
としても、
塵垢瓦礫の山に
すぎないのであ
る。

その因果の報い
は誤やまたずし
てその命に及ぶ
からである。

商人達よ!

人々よ!

貴方達は絶対に
人々の災難を喜
び利用して商売
にしてはならな
い。

人々の弱みにつ
けこんで、
自我自欲の商い
これをなす事な
かれ。

人々を騙し、
たぶらかして悪
する商いこれを
なす事なかれ。

その者達がたと
え一時の栄華を
手に入れたとし
ても、
全て仮有なる夢
にして、
無常の幻である。
その幻に自らの
命を悪し傷つけ

真実なる命を失
う事なかれ。

商の本道はこれ
また命の道にし
て心の道なので
あるから。

一時の夢に迷い
て悪趣悪道とお
ちる事なかれ。

その因果は業と
なって貴方達の
その命の上に報
いるがゆえであ
る。

商人達よ!

人々よ!

商の本道これを
覚めて天道と帰
れ。

それが貴方達の
命の道なのであ
るから。

商は心なり。

商は道なり。

商は商としての
天道これゆえな
り。


続く


太陽の法嗣

大日天光子

合掌