布施の心 3 | 太陽王法の会

法力を持っていると申する者達よ!

その力を自らの力と考えているならば愚かである。

全て、
真理世界の方から与えられているものなるに。

その全てを、
その世界が見つめている事を知る事である。

よく智慧を持って、それを見て、
神や仏の法力ならば、
それを金で取引して売るような愚かは無いのである。

真実の者ならば、
このくらいは当たり前に知るゆえに、
多額の布施を要求して

「救いだ」

などと申する事も無いのである。

霊感商法などというものは、
ゆえに全て真の仏教、
真の神教、
真の宗教に非ずと知る事である。

布施を、
なす者は自らの命の徳行の為にこそなすのであり、
救いと引き換えや、交換、
取引の為に、
なすような布施は存在せぬと知る事である。

そのような事を言いて多額の金を要求する宗教人のあるならば全て、
詐欺師と知る事である。

全ての人々は真の布施と、
真の神仏の救いと言うものをよく考えてよく知り、
決して騙されてはならない。

ゆえに神や仏の救いを金で売る者こそ、その道の者では無い証と知り、
神や仏の救いを金で売る者こそ、
真実の力などない、詐欺師の証と知りなさい。

真の道を得て、
神仏を得た者ならば、
救いを自己の道となすに、
それを商売や金儲けの道具にするような事はなく、
ましてや人を脅し、苦しめ、
騙し、
詐欺するような事は絶対に無いのである。

全てに真実の法を与え、
真理の智見と開き示して、
その悟りへと覚めせしめ、
その道へと入らしめんとなすのは神仏全ての願いにして、
一切をその迷いの命から覚めの命、
闇の命から光の命へと救わんと願うのも一切神仏の大願なるに、
その救いを金で売るような者は、
一人も無いのである。

人を脅して、
人を騙して、
多額の布施を要求したり、
法と導きに値段をつけて取引したり、
戒を金で売ったり、騙したりする者達は全て、
悪魔の使いか、
大無知者か、
詐欺師と知る事である。

布施は、
なす者自身の徳行の為になすに、
そのなした行為によって功徳がめぐり、その功徳によって道がなり、
救いも、
またなりゆくのである。

ゆえに人々は、
その真実こそをよくと気づけと教えるのである。

続く…


太陽の法嗣

大日天光子

合掌