②賭け方の種類
大小のレイアウトはマカオ、韓国やオーストラリアなど、
土地やカジノによりちがいが見られる。
しかし、ダイスのイラストや数字などを見ればすぐわかるもので、
その場で十分対応できる。
また同じ賭け方であっても場所によって配当がちがったり、
ミニマムがちがうこともある。
これらローカルルールについても多くはレイアウトにプリントされているし、
プレイ前に自分で確認したり、
ディーラーに聞いてみてもよい。
◇大小賭け(ビッグ&スモール)
3個のダイスを使うと合計の最小は3、最大は18。
目の出方は216通りもある。
この中から3個とも同じ目になる6通りのトリプル(『とっぱ』などともいう)
以外を、合計数の大きい小さいでねらう賭け方が大小賭け。
合計が4から10までが小。
11から17までが大。
それぞれ105通りずつと、出る確率は同じ。
配当もそれぞれ1対1(2倍)だ。
◇奇数偶数賭け(オッドオアイーブン)
奇数偶数賭けも3個のダイスの合計数で勝ち負けが決まる。
合計が5、7、9、11、13、15、17が奇数の勝ち目。
4,6,8,10,12,14,16が偶数の勝ち目。
大小賭け同様、トリプルの目は奇数偶数の勝ちに属さず、
その賭けは負けになる。
配当は1対1(2倍)。
3個のダイスが同じゾロ目になったときが勝ちという賭け方。
全216通り中、1通りしかないので、配当も高い。
マカオタイプのレイアウトで1対150(151倍)、
韓国タイプも1対150。
◇エニィトリプル賭け
6種類あるトリプルのどれかが出てもOKなのが、
エニィトリプル賭けだ。
全216通り中、6通りあり、配当はマカオ、韓国とも1対24(25倍)。
◇ダブル賭け
3個のダイス中、2個が俗に言うゾロ目に成っているときが勝ち。
残りの1個はどの目でもかまわない。
ちなみに3個の目がトリプルでも勝ちになる。
配当はマカオ、韓国とも1対8(9倍)。
3個のダイスの目の合計に賭ける。
ただし1の目のトリプル(合計は3)と6の目のトリプル(合計は18)は除いてある。
◇シングルナンバー賭け
1から6までのダイスの目を任意で選んで、賭ける方法。
どの目も、3個のダイスのうちねらった目が1個でも出る確率は216分の91で
約42%もある。
もし狙った目が2個、3個と出たときは配当も高くなる。
3個のうち賭けた目が1個出た場合の配当は、
マカオ、韓国ともに1対1(2倍)。
2個出た場合は1対2(3倍)。
3個出た場合は1対3(4倍)。
◇ドミノ賭け(ツーコンビネーション)
3個のダイスのうち、2個の目を当てる賭け方。
2個の目が指定通りなら、後の1個目は何でもよい。
6つの目から2つの目の選び方は15通りあり、
配当はすべて同じ。
マカオ、韓国とも1対5(6倍)。
◇3数賭け(イ―ジ―コンビネーション)
レイアウト上に4つの連続した数字があり、3個のダイスの目が3つとも
すべてがその数字の中に含まれていれば勝ちとなる賭け方。
つまり1・2・3・4の場所に賭けたとすると、1・2・3 2・3・4 1・3・4
1・2・4と4つの勝ち方のバリエーションがある。
配当は韓国タイプで1対7(8倍)。
●配当金を切りのよい数字にするコツ
配当X対Yの賭けに勝ってよく何倍になったなどという場合、
戻ってきた賭け金を含んだX+Yが、最初の賭け金Xの何倍という使い方をし、
X+Y/Xで求められる。これを日本ではタネ込などともいうが、
英語ではforを使う。Zfor×(Z=X+Y)と表示する。
これとは別に本書の中では配当を1対1や2対3のように、X対Yと表示している。
これは賭け金Xに対し、配当金Yがつけ加えられ戻ってくるということだ。
英語ではtoを使い、YtoXと表す。
なぜX対Yを使うかというと、配当金をきれいな割り切れる数字にするため。
XもYもZも決められているものはもともと整数だが、
賭け金Xをすべて1にしたりすると割り切れない数字が出てくる。
5対6などという場合だ。
5対6の配当の賭けに、1ドル賭けて勝つと1ドル20セント。
20セントは配当できないのだ。
原則として配当のXの数字を単位として賭けるのが、
混乱を解消してくれる最善の方法である。