4月より自転車の反則切符が導入される。法律の運用の詳細は警察の判断なので何とも言えない。
自転車は管理や規則も含めて極めて自由度が高い。私はジュニア車を販売するときに「自転車はあなたが最初に手にする自由です」「でも自由はルールを守らなければいけません」といって渡していた。哲学的ではあるが小学3年以上なら自己責任という意味として理解できる。
つまり、自由度の高い自転車を取り締まり=反則切符というのは如何なものかと疑問を覚える。
危険運転という判断基準は、現行法では交通事故時の罰則の加算として扱われている。「ながらスマホで即!赤切符」というのは、証拠を特定する必要があるので扱いが非常に難しい。それにしても「ルールを守るのは重要だ。」
自転車専用道といったインフラや交通安全の啓蒙が全く追いついていない現状で、歩道走行とか逆相(右側通行)とか二ケツ(二人乗り)で反則切符というのも、まるで独(毒)裁者の警察国家になってしまう。政府の予算が不足して、罰金で地方財政を賄おうとしている近隣国のように見えて情けない。「下々の乗り物」という上から目線で、自由な乗り物を取り締まる。決して良い制度とは思わない。
ま、政治や法律の不備への不満は別にして、現在取り締まるべき対象は自転車全般ではない。不法自転車だ。日本の基準に適合しない電動・電アシ自転車が大手を振って走っている。中国製だけではない、欧州基準もすべて不適合だ。
そんな訳で、自転車安全整備士(TSマーク扱店)に違法自転車の「整備・修理を拒否」できる明確な規則を作るべきだ。車には車検があるが、自転車には検査義務はない。だが修理の確率は高い。パンクしたら走れない。電動の後輪を交換するのは、素人には無理だ。壊す!
違法な自転車を業界も含めて排除する。そこから安全意識を高めていく。貿易摩擦だというなら勝手に言わせておけばよい。ナンバーや保険の無い特定小型原付も排除できる。そしてユーザーには「TSマークを掲示しているリアル店舗の利用」を呼びかける。反則や罰則を強めることで、交通事故が減るとは考えられない。また密告制度を作れということでもない。「有資格者に拒否権」を与えるということだ。プライドを持って仕事をしてもらいたい。まだ資格のある一人として言いたい。
次はサイクリストとしてだ。自転車用のドラレコを用意してほしい。電動アシスト自転車から業界として導入をしてもらいたい。前後カメラで2万円増程度で可能ではないか。ドラレコがあれば自転車の過失割合も明確になる。当然なことだが運転者も交通規則を守るようになる。監視社会ではない。自転車に乗る個々人の自覚が求められている。ドラレコと保険をセットにして、自転車保険も安くすればよい。国内自転車メーカーさんお願いします。
そして、一般道を走行するスポーツ自転車には走行速度に反応したカラー点滅ライトを、後続車両から見えるようにするシステムだ。15キロ以下は問題ないが、25から40キロ程度で走る場合、後続車が自転車の速度判断を誤って追い抜く。そして追い抜くことができずに、対向車を避けるためいきなり幅寄せする。サイクリストとしては超危険な瞬間だ。スピードの出しすぎだと憤慨するのは自転車を甘く見ているからだ。いまの自転車なら50キロ巡航もできる。だから周囲に速度を知らせるカラー点滅ライトを開発してほしい。シマノさんよろしくたのみます。
サイクリストの皆さん、一般道はトレーニング会場ではない。巡航(30キロ以上)ができるまで自転車専用道でトレーニングしてから走ってほしい。体力と集中力があれば、一般道で安全走行ができるようになるからだ。
健康が気になる中高年の皆さん。自転車は健康維持にベストなスポーツだ。これから始めるならエアロバイクに切り替えてほしい。交通事故のリスクから解放されるのも健康維持に必要なことだ。
ロボットとかロケットとか先進技術を探求するなら、上記のことなど簡単で直ぐにでも導入できる。いずれにしても法律をこれ以上増やしたところで解決はしない。警察だって大変だ。道路インフラを整備するのは無理無理だが、業界が一工夫すればコロンブスの卵である。