おはようございます、落武者です。

 

最近、頓(とみ)に読書時間が減っています。

昔は部屋、ベッド横、トイレ、風呂場に本をそれぞれ置いておいて、4冊〜5冊程度を並行して読んでいたのですが、今は1冊読むのですらヘイコラしているのが現状。

隠遁生活をしたら、思う存分読もうと書斎に本を積み上げていたのに、なんてこったゲッソリ

 

いや、これは誰が悪いわけでは無く、全て己の時間配分が下手な故であります。

理想としていた晴耕雨読は何処へ行ってしまったのかチーン

現役時代労働に勤しんでいた時間帯は、晴れていれば畑仕事をしています。

これは良しグッド!

しかし、雨の日はネット・・・本が読めていません。

夜は、相変わらず飲んだくれていますしねえ。

そうなんです。

一番は、ネットの前にいる時間が思った以上に多くなってしまった事ですね。

これは何とかしなければいけません。

あっ、あくまで落武者のブログ等への関わり方であり、皆さんには関係の無い話ですからね^^;

 

前置きが長くなりました。

そんな状況で最近読んだ本。

日露戦争、特に日本海海戦を扱った吉村 昭の「海の史劇」です。

これは2回目の読書。

実は、落武者が再読するなんて極めて珍しい事w

裏表紙に1987年10月15日読了と記されています。

35年ぶりの再読。

 

この中で、戦後の講和条約に日本側全権として対応した小村寿太郎のロシア側随行者に語った言葉が記されています。

「日本には、この講和条約の締結内容について反対の声が高いときいている。

私は、本国の多くの者から非難されることを覚悟している。

しかし、物事というものは全ての人を満足させることはできない。

ロシアでも不満を持つ人がいるだろう。

しかし、群集心理では時局のむずかしさを理解できない。

われわれの仕事は、縁の下の力持ちのようなものだ。

ただ自分にあたえられた責任を果たしたことに、満足するべきなのだろう。」

(読みやすいように改行しました。)

 

今の政治家にこのように状況を正しく認識し、かつ謙虚に語る事が出来る者などいるのだろうか。(反語)

 

下の新聞は、1/17に召集された通常国会での岸田総理の施政方針演説の要旨。

COVID-19対策についてこのように言う。

「・・・一度決めた方針でも、より良い方法があれば、ちゅうちょなく改め、柔軟に対応する。」

なるほど、人の意見を聞くという岸田の姿勢を表す言葉。

確かに刻一刻と変化する感染状況に対し、陳腐化した政策にしがみ付く必要などありません。

その時に最も適切な策を取るべきです。

政策に完璧なものなどありません。

小村寿太郎が言う通り、「物事というものは全ての人を満足させることはできない」のですから。

 

しかし・・・

そのためには、前もって様々なシミュレーションを立て、それぞれのフェーズに合った対策を最初に示しておくべきなのです。

それが、人々の安心を得るために最初にしておく事。

そして、なぜ、対応を変えなくてはならなくなったのかを隠す事なく説明すべき。

 

果たしてこの2年間で、そのような対応を取ったことがあったのだろうか。(反語)

思い付きだけの政策の垂れ流し(アベnoマスク等)に終始しているようにしか、落武者には見えません。

足くんで優雅にコーヒー飲みながら、自宅に閉じこもって居てくれと高飛車に言うだけ。

わずかな施し金を免罪符の如く配っただけではないのか。

税金は、本当に生活に困って炊き出しに並んでいる人々のために使用すべきなのです。

 

 

落武者は、あまりに小村寿太郎との言葉との違いに情けない思いで施政方針を読みました。

中身は空虚。

しかも、今年夏の参議院選挙のために喫緊の課題を棚上げにするという暴挙。

 

考えるに、与党のみだけではなく、野党も含め大衆迎合主義=ポピュリズムに侵されているのが今の政治家なのでしょう。

政治理念よりもサラリーマン政治屋として食い扶持を稼ぐだけの世襲職業。

選挙唯一主義の今の国会議員は、地元への利益誘導(当選のための餌)だけを考え、国民全体の為に存在する事を忘れているのでしょうね。

 

要は、政治家に求められるのは、責任を取る覚悟があるかどうかなのです。

その覚悟があれば、失敗も人々は受容するでしょう。

覚悟無き政治家は、政界を去れと言いたい!

最後に、以前落武者が書いた西郷隆盛と三島由紀夫の言葉を再掲しておきます。