遥か昔、ヒッチハイクで真冬の北海道へ向かっていた若者を乗せた話の続きです。
ヒッチハイクいろいろと道中話をしましたよ。
何せ、ヒッチハイクの場所から落武者宅まで、100キロ弱ある行程でしたから時間は十分有りました。
落武者「でもさあ、なかなか見ず知らずの人を泊めるってハードル高いよね。」
彼「そうですよねえ。なので、清潔だけには気をつけていて、必ずお風呂には毎日入るようにしています。」
落武者「そっかあ。でも、申し訳ないけど今日、我が家には泊めてあげられないよ。」
彼「わかっています。100キロ移動できるだけでありがたいことです。」
落武者「ところで出身も東京?」
彼「いいえ、広島県です。」
落武者「ご両親は、この旅の事知っているの?」
彼「知っています。若いうちにしか出来ないことだからと言われています。」
落武者「そっか、時々どこにいるか連絡してあげなさいよ。」
彼「はい。この日本一周が終わったら帰って家業を継ぐつもりなんです。」
落武者「へー、何か自営での仕事なの?」
彼「宮島で、もみじ饅頭屋を経営しています。」
落武者「おー、有名なお土産だな。」
彼「ありがとうございます。ぜひ、宮島にいらした際はお寄り下さい。サービスしますw」
落武者「ははは、そうだね。」
このように仲良くなりまして、泊めてあげようかなと一寸思ったのですが、まあ、話をして悪い若者ではないとは言え、知り合って数時間の人を泊める事は出来ませんでした。
落武者が独身だったら泊めていたでしょうけどね。
然う斯う(そうこう)するうちに落武者領土に到着。
イオン(当時はジャスコ)で終点。
移動手段は拘りが無いらしいので、駅の場所とお風呂の場所を教えて別れました。
どうしたのかなあ、彼。
日本一周出来たかなあ。
今は、安芸の宮島でもみじ饅頭売っているのですかねえ。
それとも、いまも自分探しの旅に出ているのですかねえ。
妻も時々思い出したようにこの話をします。
ほんとイケメンだったなあってw
ちなみに彼の苗字&紅葉饅頭でググルと老舗紅葉饅頭屋さんがヒットします。
本人かどうかは写真が無いのでわかりません。
