桜雨 | ゆうま。と卵巣がん

ゆうま。と卵巣がん

2011年秋、まさかの卵巣がん発覚。
その後もW骨折や過換気に見舞われ、なかなか気が休まりません。
しかしやらなくちゃいけない事まだいっぱいある。
だから負けられないです。

4ヶ月ぶりの更新となりました。
こんにちは、元気です。


早速ですがわが家にはひとり娘がいます。

ゆうまがこの病気に罹患した時は小学1年生。

今思えばまだまだ幼くて、入院中も心配でたまらない、
そんな頃でした。


電車とバスを乗り継いで主人とお見舞いにきてくれる時は、
いつものおてんばは何処へやら、はにかみながら寄り添ってくる。

ボーダーの上着に花柄シャツ、色合わせの全くなってないパンツもくもく 
というあり得ないへんてこな姿も、ひとりでがんばって支度してきたの
だと思うと、目頭が熱くなるのでした。


化療での頭部の変化は、娘へ最も気を遣ったことのひとつでした。
同病の方で、やはりわが子に初めて見せた時、泣きだしてしまった・・なんて話も聞いていたので。

隠し通せる状況ではなかったので、ある日意を決しケア帽を取って
見せました。
すると “ かわいいよ、ママ ! 赤ちゃんみたい ! ” と、予想外な反応でびっくり。
むしろ主人の方が怖がっていたかもしれません 逃げる

幼すぎず、大きすぎず、7歳という年齢に助けられたような、
今ではそんな気がしています。


そんな娘もこの春で小学5年生。

サンタクロースがいるということも、ママが永遠29歳だということも、
そろそろちがうと気づいているかもしれない (笑)
そしてママは癌なんだということも。
口には出さずともいろんなことを察する年頃となりました。

病気の事は小学校卒業を期にきちんと話をしよう・・
そう心に誓う新年度なのでした。

 
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桜の花が散るとともにつめたい雨が続いたこの4月。

2人の大切な仲間が相次ぎお空へ逝ってしまいました。

2人ともたくさんたくさん皆に愛されて

そしてひきかえとなった空虚ははかり知れない。

悔しい。

私、笑われないようがんばるから。

Pちゃん、Mどんさん、どうか見守っていてね。

安らかに。