Preseason test／Silverstone／January, 1976
Preseason test/Silverstone
1976年1月
シャシ：P34/2
ドライバー：No.4 Jody Scheckter
1975年9月22日の発表後、ポールリカール等でテストをしていたP34プロトタイプに続き、
実戦に向けてモノコックを含め新造したP34/2。
シルバーストンでのテスト走行時の画像。
フロントオイルクーラー装着のため、インテーク/アウトレットを有するノーズカウルと
76年序盤まで許される高いインダクションポッドが特徴的。
有名なノンタイトル戦“グラハム・ヒル インターナショナルトロフィー”でデモンストレーションしたものとはノーズカウルが異なる。
後のオランダGPに登場したシェクターがドライブするP34/4のノーズと非常に似ている。
また画像から判る、フロントのアンチロールバーに取り付けられたロッドやコクピットカウル右の配線はデータ収集用と思われる。
Austrian Grand Prix／Österreichring／Aug. 15, 1976
Austrian Grand Prix／Österreichring
決勝：1976年8月15日
シャシ：P34/3
ドライバー：No.3 Jody Scheckter
予選：10位 1'36.910
決勝：リタイヤ（14周 サスペンション）
シャシ：P34/2
ドライバー：No.4 Patrick Depailler
予選：13位 1'37.240
決勝：リタイヤ （24周 サスペンション）
※スペアカー
シャシ：007/4
ドライバー：No.4T Patrick Depailler
ウエットとドライが混在するコンディションでスタートした決勝、シェクターはスタートで出遅れたアンドレッティーと競り合いながら8位前後を走行、ドゥパイエ予選順位と同じ13位、ブランビラを追う。
ワトソンVS.ピーターソンのデッドヒートが繰り広げられた先頭集団から離され、
走行していたが、シェクター、ドゥパイエともにサスペンショントラブルが発生、
ともにリタイヤとなる。
Ｐ34/3：No.3 Jody Scheckter
ドイツGPとほぼ同じと思われる。コックピットカウル全面、ゼッケン上の赤いステッカーは無い。
●決勝時の画像
予選時まで無かったコックピットカウルのイエローストライプが復活した。
P34/3 決勝仕様
［カラーリング］
ノーズカウル：先端のイエローストライプなし・GOOD YEARロゴなし／フロントタイヤ直前のGOOD YEARロゴ／ボディ同色エンドプレート（水平リブ有り elfロゴ有り）
コクピットカウル：イエローストライプ有り（予選時はストライプなし）
サイドポンツーン：イエローストライプ有り
リアウイング：エンドプレートのGOOD YEARロゴは中央／ステーはブルー
［装備］
前輪後ろ2輪のシュノーケルなし
コクピット大型窓
Ｐ34/2：No.4 Patrick Depailler
●左右で異なるサイドポンツーンのイエローラインは前戦同様。
インジェクショントランペット上に007タイプのインダクションボックスの上部を切り離した様なカバーを装着。
また、ノーズカウル左右の1/4円形エンドプレートにelfロゴが付いた（P34/3より小さい）。
P34/2 決勝仕様
［カラーリング］
ノーズカウル：先端のイエローストライプなし・GOOD YEARロゴなし／フロントタイヤ直前のGOOD YEARロゴ／ボディ同色エンドプレート（斜めリブ有り・elfロゴ有り）
コクピットカウル：イエローストライプなし
サイドポンツーン：イエローストライプ有り（右側は太いラインのみ）
リアウイング：ボディ同色／ステイはボディ同色
［装備］
007タイプのインダクションボックスの上部を切り離した様なカバーを装着。
リアウイングエンドプレート上部内側に追加プレート（シルバー）
