2013年『旅は道連れ世は情け』 | 見えない世界の真実が此処に®

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以下、2013年10月1日に書いた「ゆうあい会報」の記事の抜粋となります。

 

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北は北海道から南は沖縄まで、そして世界を旅されるのが当優愛の創始者、総見のお姿です。お供をするのは私たち弟子。

毎回、いろいろな地域や土地をご紹介しておりますが、このシリーズが人気があるそうで、大変嬉しく思います。ありがとうございます。

 

さて、今回ご紹介しますのは道中日記ともうしますか、土地から土地まで移動し宿泊し、仕事まで向かう間に思うことです。

 

私は落語が好きで車中で落語を聞く事もあります。「落語」そのものが好きであると同時に、落語の世界が好きでもあります。師弟関係と申しましょうか、修行の身という立場の苦労ともうしますか、いずれにしても、その世界に共感を覚えるのです。

 

落語の世界に飛び込むと、まずは前座として3年から4年、ながい人だと10年もの間、寄席の控え室でのお茶だしや出演する師匠がたの着物を畳んだり、太鼓をたたいたり、座布団をひっくり返したり、掃除をしたり、寄席でやる話を覚えたり、また自分の師匠の家の掃除、炊事、洗濯、買い出しをしたりなど、多種多様なことをやることになるそうです。前座を卒業しても二つ目という試練が待ち受け、そこから早い人で4、5年で真打となるのです。

また、今はブラック企業などと呼ばれ労働基準法が厳しく言われる時代となっていますが、落語の世界に飛び込んだ「前座」と呼ばれる弟子には全く関係なく、「前座の金銭感覚」という言葉があるほど、お金には縁が無いそうです。

蕎麦とビールを出されるから喜んで雑用仕事を受けるという前座さんもいるとか。

また、先にあげました前座仕事をやるだけでも深夜に及ぶそうですが、その間に、自分の師匠や他の師匠から教わり寄席に出す話を覚える事になるそうで、それはそれは大変な修行だそうです。

 

前座仕事をしながら、師匠が教えてくれた話を、頭の中でさらっていき、そんな状況ですから、ミスもあり、ただミスをすると、こんこんと師匠や「二つ目」と呼ばれる上の兄弟子から叱られる事になります。時には理不尽なお叱りもあるとか無いとか。

 

長く辛い前座を終え、二つ目になっても試練はあるそうです。落語に向ける直向き(ひたむき)な思いが無ければ、せっかく前座を卒業してもそこで落語家を辞めてしまう人もいるそうなのです。もちろん、前座の間に辞めてしまう方もいるとか。

 

なぜにこれほどまでに、辛い修行期間があるのか。それは落語家としての了見(りょうけん=志)を持つためなのです。

 

落語には古典落語から新作落語、笑いがあるものもあれば、涙をさそう人情物もあります。それら落語の世界を演じていく為には、その世界を知らなければならないのです。そしてそれが、落語の世界で真打となる為の道であり、お客さんの心を掴み、落語を楽しんでもらう為の道でもあるのでしょう。

 

落語に登場します人物と言えば、物知りなご隠居に、ひょうきん者の八さん、間の抜けたでも憎めない与太郎と、時には女房に、隣の奥さんにお殿様に庄屋さんに長屋の家主さんと様々な登場人物がいます。このそれぞれの人達の立場で、その了見(こころ)を持ち、演じていかなければならないのです。

 

さて、本題に入りますが、やはり子弟関係を結ぶ優愛でも同じなのかもしれません。優愛創始者(無王総見先生)が師匠であり、私たちが弟子です。

 

かつて、いや今でもそうかもしれませんが、私も前座仕事をやってきましたが、それはそれは大変なものです。ただ、その道を通ったからこそ、優愛に繋がり変わっていけた、よくなった方々のお顔と

出会えている。

 

話は変わって出張中のお話です。

「いやあ、本当に飛び回っていらっしゃいますね。」と師匠に言葉をかけられる方がいます。

還暦を超えられた師匠は軽く「ええ、大変ですが、私はマグロですから、止まると死んでしまうのです。」と笑顔で答えられます。

事実、我が師匠はそうなのです。が、25キロ以上のトランクを持ち運び、電車に乗り、飛行機に乗り、新幹線に乗り、地下鉄に乗り、タクシーに乗り、レンタカーに乗り・・・と、それはそれは大変な行程を毎回、踏んでいらっしゃるのです。

トランクの重さは時には30キロを超える事もあります。

 

ホテルに到着し、部屋に入りますと、トランクを開き、すぐに水素水を作ります。500mlのペットボトルのお水と、水素を発生させる薬剤を、専用のペットボトルの容器に入れ作るのです。もちろん、お付きである弟子の役目です。さらに特性アロエジュースを冷蔵庫に入れ、洗面用具や靴の消臭剤などのセットをホテルの洗面台に置きます。さらに総見のお洋服をハンガーにかけ、ファブリーズで消臭しておきます。同時にスケジュールを頭で復習し、必要な情報をお伝えする。言葉で書きますと、なんだ簡単な事だよなと改めて思いますが、なかなか大変な事です。洋服の畳み方やトランクへの並べ方が悪いと今でも叱られるほどです。

 

出張で出ていない本部の弟子ももちろん落語の世界の前座さんと同じような事が当然あります。炊事、掃除、洗濯、草むしりなど、本部で学ぶ弟子が必ず通る前座仕事です。

 

何を学ぶのか。やはり了見(心や志)を学ぶのです。

細かい仕事がきっちり出来なければ、人助けは出来ないよとも教えられた事がありますし、見える世界での細かい事が出来なければ、見えない世界の事が細かくできるはずもない、ともお教え頂きました。その教えを頂いた時、「なるほど!」と思ったものです。

 

広く浅く考える事から、少しづつ広く深く考えられるようになるのかもしれません。私は師匠である無王総見先生のお陰で日本中を飛び回る事が出来るようになりましたが、やはり前座仕事があったからこそだなと今になって思います。

 

人生とはまさしく旅です。落語の世界での修行にはそこでしか体験できない人情があると聞きます。実際に体験した事が無いのでなんとも言えませんが、優愛には間違いなく人情があります。総見がそうだからです。私はまだまだ了見を学ばなければならないですし、これは終わらない事なのでしょう。しかし兄弟子として後輩に何かを伝えなければと考えるとすぐに思い浮かぶのは、やはり了見であり、志であり、心です。

 

優愛に繋がる人達が、見えない世界の影響を受けなくなれば、それがすなわち人助けであるし、それが優愛の創始者、無王総見先生の思いであり、それが優愛の仕事なのです。その為に今があると。

 

いつもの主旨とは違う内容の(ゆうあい会報の)記事にはなってしまいましたが、人生は旅であり、その先導として師匠がいて、そして弟子がいる。旅で道連れなのは弟子同士なのです。

 

毎日、重いトランクを持ち運び、移動によりすでにクタクタになっている状態で、依頼をこなし、相談を受け、そんな師匠の姿があるからこそ、私も頑張れるのですが、そこにはやはり師匠に対する感謝があふれています。だからこそ人助けをしたいという了見に狂いが生じないのかもしれません。

 

時がくれば力は総見より一瞬で授けられるために、優愛の弟子に、力を得るのに修行は無いのですが、了見を培っていく為の長い修行の旅がどこまでも続いていくのです。

 

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こんにちは。シックスセンス管理人です。ipadのメモ帳を開くと、なぜか11年前のメモ帳が出てきまして、普段ならばスルーするのですが、改めて読み返してみることにしました。すると、なんとも懐かしい思いになると同時に、現在二代目優愛代表となられた現在の総見先生のここ数年の動きに思いを馳せました。すると、やはり同じように全国を飛び回っていらっしゃる。今はお付きがいらっしゃらない状況なので、それはそれは、この当時よりも大変なのではないかと思います。頭が下がる思いです。誰にでもできない仕事。使命感をもってやり続けなければと改めて思います。

 

あっ、ブログ記事を書くのをサボっているわけではありません!(汗

ですが、メモ書きはいっぱいなって来たので、そろそろ記事にしていこうかなと思っています。

 

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