(記事テーマ 優愛に出会ってからのシックスセンス管理人
略して、AMM:After meeting Master of UI )
今年の11月末で優愛の長であり、私の師であり心の父である先代の優愛代表と出会って丸っと20年が経つ。まだ20年なのか?と思うほど濃密な時が流れたと感じる。
数えきれないほどの依頼をこなしてきた。「屋祓い」という優愛に対する正式な依頼だけでも2千件近くなっていると思う。他の依頼も入れればゆうに2千件は超えているのだろう。余程、訪れる都市や地域でなければ、また相談会やセミナーに参加されなければ、依頼者の方々とは一生のうちに一度しか、つまりご依頼の時にしか顔を合わせない。
それでもどのご依頼も私にとっては未知なる経験や未知なる見えない世界の絡み合ったものである事に変わりがないと思う。まだ優愛が魔物と敵対していた時代、つまり毎回、どのご依頼でも魔物と対峙していた時、私の身体が実際に斬られた事が何度もあった。
「死ぬことは無いから安心しなさい。」
そう私の師は言った。
いやいや、そうかもしれないけれど、1つ1つの依頼が半端ないのですけど。私は心の中でそう呟いていた。
弟子になって3年はいわゆる外弟子で、名簿には記載されてはいるけれども、弟子の集まりには顔を出すけれども、顔を出す度に兄弟子から意味の分からない外気功で身体を止められ、覇気?のようなもので圧倒されるだけだった。20歳代後半だった私はコントロールする事の出来ない霊視や、意味の分からない現象に頭を悩ませる日々を送っていただけだった。
どうして、自分の目の前で現実に人が死ぬのか。(交通事故や突然死など)どうして、自分の写真には、心霊が写り続けるのか。見えない世界の知識も知恵も無く、ただ現実の世界でなんとか力をコントロールする術を手探りでやり続けるしかなかった。
子供の頃からの私の写真はほとんど残っていない。特に十代の頃の写真は酷く、悪霊が写り込んでいたり、魔物がいっぱいだった。18歳ころに付き合っていた女性との写真もやはりそうで、当時は「写るんです」という、まあ平成版のチェキですね。あれで良く写真をとっていましたが、その写真にもやはり多くの顔が映り込んでいました(笑
弟子になったばかりの私の写真にもやはり同じように色んなものが映り込んでいました。たまらず私は師匠に訊いたのです。
「なぜ、私の写真には普通の人には見えない存在が映り込むのですか?」
おう、そうか。
と、師匠はテレビを見ており、耳掻きでもやりながら(イメージです)、面倒くさそうに答えました。
おそらく、結構、思いつめた表情で私は師匠のもとを訪れ訊いていたはずです。
おう、そうか。お前が霊能力を持っているからだよ。霊感=霊媒体質=霊能力だからな。
???
それでどうして映り込んでくるのですか?
師匠は耳掻きをする手を止めて、やっと私の目を覗きこんでくれ、
あのな、ほら、テレビの映像を見てごらんよ。
???
まだ分かっていない私の為に、師匠はテレビの映像の中の見えない存在を私に見えるようにしたのでしょう。
!!!
お〜、映ってますね!
映ってるだろう?
どこにでもいるんだよ。
どんな映像の中にも、3G映画だろうが、アニメだろうが、なんだろうが、どの音楽にでも、やつらはいるんだよ。
!!?
分かったか?
分かるような、分からないような、です。
いいか?
見方が違うんだよ。
今のお前に見えない存在は見方が違うんだよ。
???
写真というのは、カメラがあって、被写体があって、撮るものだろう? カメラという道具を介して、カメラを通して見たり、撮ったりするから映り込むんだよ。
???
分からないよな?
は、はい。分かったような。分からないような、です。
とにかくやってみます。
やる気は分かったよ。じゃあ、どうやったらお前(私=シックスセンス管理人)の写真にやつらが映らなくなるのか分かったらまた質問しにこいよ。
こんな風に師匠は教えてくれました。
読者の皆さんにお分かりになるのか。ならないのか。
「なぜ、私の写真には普通の人には見えない存在が映り込むのですか?」
たまに、この質問を私にされる相談者の方々がいらっしゃいます。今では偉そうに私はこの時に習い実践し学んだ事を話しています。今となっては懐かしい思い出の一つです。ですが、ある一定以上の霊媒体質の方にとっては人生が狂うほどの悩みの一つだと思います。
後日、私は自分の写真に悪霊などの強い存在が映り込まない方法を考え実践して、師匠の元を訪れたのでした。そのアイデアと実践に対して、師匠は私になんと言ってくれたか・・・忘れてしまいました。
シックスセンス管理人