これまで数多くのアニメ・特撮番組を観てきましたが、過去にハマった作品において、印象に残った最終回について振り返ってみたいと思います。
※すべての画像を拝借しています
1.感動の最終回
・宇宙戦艦ヤマト
このシーンでの沖田艦長のセリフはアニメ史上に残るフレーズでしょう。知っていながら涙なくして観られません。
・ウルトラセブン
“西の空に、明けの明星が輝くころ、一つの光が宇宙へ飛んで行く。それが僕なんだよ...さようなら、アンヌ!”
冒頭はモロボシ・ダンがアンヌに別れを告げる名シーンでのセリフですが、西の空に明けの明星が輝くことがありえないことは、地球・太陽・内惑星の位置関係を考えれば明白で、この指摘は一部では有名な話です。
では、ダンはなぜこんなイージーミスをしたのか?ウルトラ警備隊勤務のウルトラセブンともあろう者が、こんな当たり前のことを知らなかったとは思えません。そこでこのセリフを次のように解釈しました。
(明けの明星が輝くころ、)西の空に《 》一つの光が飛んで行く...以下略
このように言えば問題なかったのですが、()内のフレーズを《》部分に持ってきてしまったため誤解を産んでしまいました。しかし日本語において文節の順番を入れ替えるのは良くあること。
このように考えれば例のセリフもすんなり受け入れることができます。
で、ラストシーン
ウルトラセブンが飛んで行く方角(西)に金星を連想させる星が輝いておりミもフタもありませんが、これが金星だとは言っていないので、たまたま映り込んだ無関係の星ということにしておきませう。
またこのシーンを感動的に仕上げているもう一つの要素は、BGMがクラシックということでしょうか。
2.衝撃の最終回
・タイガーマスク
虎の穴総帥・タイガー・ザ・グレートとの最終決戦の途中、成り行きでマスクが脱げてしまい正体をさらしてしまうのですが、そこから主人公・伊達直人のキレっぷりが凄まじい。
“虎の穴にもらったものをたたき返してやる。それでオレは伊達直人に帰るのだ!”と言い放ち、凶器・急所攻撃等々相手を上回る反則の限りを尽くします。
リアルな暴力シーンの数々は、今の地上波ではおそらく放送禁止でしょう。
・ガッチャマン
地球を破壊するブラックホール作戦を止めるべく、ギャラクター本部に乗り込みベルクカッツェを拷問するガッチャマン
衝撃的な部分の一つはこのベルクカッツェ。総裁Xに献身的に仕えたにもかかわらず、裏切られ見捨てられた挙句、溶岩へ投身自殺してしまうという、悪党とは言えあまりにも悲惨な結末でした。
最終的に悪の親玉・総裁Xは逃亡したけど、地球は救われたのでハッピーエンドのはずですが、ラストシーンの南部博士の記者会見は、子供番組とは思えないほどシリアスな内容でした。
ヲタク風に考察するなら、これが放送された時代(1974)は米ソ冷戦真っ只中。それを風刺していたのかもしれませんが、まさか50年後の今でも続いているとは...
今年のGWはあまり出かけられなさそうだから、この辺見返してみようかな...