Tezuka Wo Yomu ④ 七色いんこ | 放浪カモメはどこまでも

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自称手塚クラスタである私ですが

最近あんまり読めていないので、

感想を久しぶりに書いてみようと思います。

 

この漫画は少年チャンピオンに連載

されていたのですが、

同雑誌に連載されてたブラックジャック

と比べると少しマイナー作品です。

 

でも類似した部分はあると思います。

 

ブラックジャックは無免許医でありながら

手術の天才ですが、

七色インコは演技の天才でありながら

泥棒でもあります。

 

この陰と陽を併せ持つ主人公像が

似ていますね。

話の作りもブラックジャックと同じように

基本的に一話完結です。

 

それで、ブラックジャックが医療を

ベースに話が作られていますが、

こちらは演劇や舞台をベースに

話が作られます。

 

ハムレット、オセロ、青い鳥、

ベニスの商人、etc…

 

名作をベースに作る物語は面白く、

上手だなぁ、凄いなぁぁと。。

 

そして手塚作品は未完ものが

とても多くありますが、

こちらはしっかりと物語のオチを

つけています。

そして、この最後の展開が感動もので

めちゃくちゃ良いんですね。

 

幕末志士の一生を描いた

「陽だまりの樹」の結末も刺さるものが

ありましたが、七色いんこも

それに負けていません。

 

演劇、映画など好きな人には

全部で7巻(文庫版だと3巻)と短めなので

ぜひ読んで欲しい作品と思いますので

興味があれば、ぜひぜひに。。

 

そういや・・・・

余談ですが、手塚治虫作品は

スターシステムが使われてますが、

ブラックジャックとかは他作品に出てますが、

七色いんこって見たこと無いなぁ

(やっぱ、あんま人気無いのかなぁ(・・;))