きみあす リピーター公演(SCRAP・会場型) | 放浪カモメはどこまでも

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2週間前に行ってきたきみあすこと

「君は明日と消えていった」の

リピーター公演に行ってきたので

感想を書きます。

 

公演の内容は前回を

見ていただければ嬉しいです↓

 

https://ameblo.jp/6n-6oll/entry-12319886907.html

 

ちなみに前回参加したのは、

リピーターの2週間前でした。

 

内容もがっつり覚えています。

謎もがっつり覚えています。

演出もがっつり覚えています。

 

((こんなんで楽しめるんかもぐもぐ))

 

でも、なんか評判は良いみたいだし、

チケットもどんどん無くなっていき、

完売になっている回も増えていきゃ、

 

買うしかないやん。行きたいやん。。

 

ぐぬぅ、と野口3枚握りしめ、

参加することにしました。

 

だってさ、リピーター公演やのに成功率が

変に低くなっているしさ、

そりゃ、気になるよ。

 

あ、ちなみにリピーター公演では

私も失敗しました。

 

ごめんね、みずき、、ごめんね、、、、

 

さて、公演内容について書きたいところですが

これがですね……

 

 

正直、凄い書きにくい。

 

私がどう書いても、これからの参加者の

プラスになりにくい感じがします。

 

だからあんま書かないとく!!!

 

代わりに、前のきみあすの感想の様に

別作品の紹介をしたいと思いました。

 

今回はアニメじゃなく小説を。

 

有川浩とかのベタアマ本も

たまーに読んだりするけど、

私はロックな作家、舞城王太郎の

「好き好き大好き超愛してる」を推します。

 

 

タイトルは大分ふざけていますが、

恋愛小説の皮を被った純文学といったら

わかりにくい様でわかりやすいかと(笑)

 

結構、内容に踏み込んで書きますが、

この小説は7篇の話にわかれています。

 

内4篇が小説家であり、

恋人を病気で無くした

主人公の群衆劇が書かれています。

 

その4篇に挟まれた残る3編は

それぞれが独立した話です。

 

作中に明確に言及はされてませんが、

この独立した話が、主人公の書いた

小説となっていて、亡き恋人に対して、

どうしてもどうしても生きて欲しいという

思いの暗喩となっているわけです。

 

この当時は、セカチューやら恋空といった

恋人を無くした感動ものの恋愛、私小説が

大ブームになっていました。

 

愛していた恋人が死んだ!!

悲しい!!感動した!!!

 

そう日本中が咽び泣くなか、

ここでロックな舞城さんは

その大河に一石を投げるわけです。

 

「本当にまだ、その人を愛しているのならば恋人が死ぬ物語なんて書けない。物語にした時点でそれは過去のことになり、思い出になるから。本当にまだその人を愛していて、それを物語にするならば、それはその人に何としても生きて欲しいと必死になり、必死に思い、そうやって死ぬこともなく生きていく話なんじゃないか。」

 

そんな、感じのなんという重い石。

 

(あ、ちなみにこれは私が本を読んでの

解釈なんであしからず。。)

 

メインストリームである死別感動ものへの

アンチテーゼというやつでしょうか。

 

私はこれを読んで100%共感は出来ないし、

涙も全く出なかったけど、心には残りました。

 

最初はタイトルはふざけてると思いますが、

小説のテーマやプロットを理解すればするほど

なんかぴったりなタイトルだなー、と思って

しまうような、そんな小説です。

 

興味を持っていただけたならぜひぜひ。

 

そんな小説をだらだらぐだぐだぶつぶつと

紹介して、私が何を言いたかったのか。

 

私は物語の登場人物に生きて欲しい。

 

必死になって、足掻いてもがいてでも

生きて欲しいんです。

 

物語の最後には希望に満ちた

ハッピーエンドがあって欲しい。

 

想像で生み出すことが出来る物語の中には

悲しみではなく、希望があって欲しい。

 

そんな希望をほのかに胸の奥に抱き、

リピーター公演に行ったのですがね。。

 

うぅーーーーーん、そうくるかぁ、、と。

 

謎を求めていくのではなく、

きみあすの世界を求めていけば

価値はあるんでしょうか。

 

ちょっと私にとっては本公演から2週間しか

経ってなかったので、謎解きは楽しくなく

ストーリーラインも求めてたのと違ったので

お高い出費になってしまいましたとさ。

 

でもスタッフのこだわりは

なんか凄いなーと思いました。

まだまだ公開されていない設定も

色々とありそうなので

きみあす完全版をSCRAP出版で

出して欲しいと強ーーーく思いました。

 

ちなみに野口3匹を生贄にした公演の

個人的な満足度はうぅぅん微妙っす。

 

でも、きみあすファンは行ったら

楽しめると思いますのでぜひぜひ。