SAWAO'S MC ③ REAL TRIAL | 放浪カモメはどこまでも

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2012年6月16日、

Zepp Tokyoにおいて行われた
the pillows のライブ「REAL TRIAL」







ピロウズの18枚目のアルバム「TRIAL」を
中心としたセットリストのライブであり、


その終盤の終盤にて、私の好きなMCがある。




紹介の前に私の大好きな
ナッキンコールの動画貼り。。







Nat King Cole 「It's Onlly A Paper Moon」


この曲があとあと話題に上がりますよん。



~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~



本編を締めくくる曲「Ready Steady Go!」の
演奏が終わり、

会場は大盛り上りの中、舞台は暗闇に包まれた。


もちろん、誰一人帰ることなく、
メンバーの登場を、一体感を持った
拍手でアンコールを待っている。


そうして、ようやくメンバーが現れて
その時が訪れる。


次々と現れるメンバーに観客たちは盛り上がり。
声を上げ、手を上げ、

メンバーに喜びを伝えていく。


そんな観客を前に、マイクに近寄り
さわおさんは笑いながら言う。


「何で、みんなアンコールで
元気になんの?」


「俺たちがくたくたになっていくと
 元気になっていくという・・・」



そう言って観客を楽します、
お茶目で和やかな時間が少し流れる。



そして、さわおさんはマイクから一旦離れ、

ギターのチューニングをしたり、
汗を拭いたりと、次の曲の準備をする。

観客も雰囲気の変化に気付き、
声援は鳴り止み、
ただただ、さわおさんの次の言葉を待つ。




さわおさんはゆっくりと
マイクに近づき話し始める。




内容はツアー中の時間の過ごし方に
ついてであり、


良くDVDを見ているという話。


最近の映画もあれば、過去の名作を
再び見ることもあるという。



その過去の名作について、
さわおさんは、楽しそうに話し始める。



「もの凄い久しぶりに・・・」


「ペーパー・ムーン」





「やっぱり名作は面白くてねぇ・・・」


そう言うと、観客を指差し


「もし見てない人は是非見て欲しいけど。」



少し間を起き、上を仰ぎ見て、映画のワンシーンを
思い出したかのように話し続けます。



「不思議なもので、前に見た時と
 違うとこで感動したり
違うとこで引っかかったりして、」


「感じ方が少し変わったな、と思ったんだが・・・」



静まり返る観客の前で
一度、間を起き、息を吸い込み
続きを話す。


「まずね、オープニングにペーパームーンという
 歌が流れて、」

「その歌詞が字幕で出るわけだよね。」




そして、その歌詞の内容を言います。



「紙の月でもあなたが信じてくれたら・・・」


「本物になる。」


歌詞の説明をし、一言、


「素敵じゃないか。」


そう言い、嬉しそうに話を続けます。


「これ、以前はね、
 全然、さーっとスルーしてたんだけど、」



笑う観客を気にせず話します。


「今回、すぐにグッと来てね
良い言葉だと思ったし、」


「非常にピンと来たと言うか、」




そう言って、一瞬マイクから離れ
嬉しそうな笑顔で、

最後にこう言い、


アンコール曲「Funny Bunny」を歌います。



「ピロウズの、」



「夢見がちな歌も、」



「君たちが信じてくれた瞬間、」







「本物になるだろう!!!」




~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~



8th album 「HAPPY BIVOUAC」収録曲
「Funny Bunny」









Lyric by Sawao Yamanaka


王様の声に 逆らって
ばれちゃった夜 キミは笑っていた

オーロラにさわれる 丘の上
両手を伸ばして 僕を誘っていた

ほどけて バラバラになったビーズ
キレイだねって 夜空にプレゼント

道化師は 素顔を見せないで
冗談みたいに ある日いなくなった

世界は 今日も簡単そうに回る
そのスピードで 涙も乾くけど

君の夢が叶うのは 誰かのおかげじゃないぜ
風の強い日を 選んで走ってきた

今ごろ どこでどうしてるのかな
目に浮かぶ 照れた後ろ姿に 会いたいな

君の夢が叶うのは 誰かのおかげじゃないぜ
風の強い日を 選んで走ってきた

飛べなくても不安じゃない
地面は続いてるんだ

好きな場所へ行こう

キミならそれができる