SAWAO'S MC ② PIED PIPER TOUR | 放浪カモメはどこまでも

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2008年10月5日、

Zepp Tokyoにおいて行われた
the pillows のライブ「PIED PIPER TOUR」








ピロウズの15枚目のアルバム「PIED PIPER」を
中心としたセットリストのライブであり、



その終盤にて、私の好きなMCがある。


ちなみにPIED PIPERとはハーメルンの笛吹男のこと。

その男の様に自分達の音楽で、
みんなをロックに連れて行くという意味で
付けられたそうですよん。


~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~



23曲目の「RUNNERS HIGH」が終わり、
熱の冷めやらないまま、ライブは終わった。


電気は落ち、音楽も掛からず、

暗闇のなかにあるのは、3000人近い観客の
息の揃った拍手だけだった。


急に明かりが付き、ステージに
光が降り注ぐ。


アンコールの期待とともに、
光への根源的な喜びのせいか、

満員に埋め尽くされたZepp Tokyoに
大きな拍手と歓声が鳴り響いた。


拍手と歓声は次第に薄れるが、
メンバーが徐々に出て行く毎に、

息を吹き返すように大きくなっていく。



メンバーが出揃い、演奏の準備を終え

聴衆の見守る中、さわおさんはマイクに近づきます。


「アンコール、サンキュー!!」


さわおさんの短い言葉に観客は盛り上がり

拍手をするもの、完成を上げるもの、
拳を突き上げるもの、

色んな人が色んな方法で喜びを表現します。


「the pillows 19年やってます。」


さわおさんはそういうと、
観客はそれに、拍手と声援で応えます。


それから、さわおさんは堂々と話し始めます。



「19年やって断言できることは、」


「すぐに誰かにわかってもらわなくても」



「全然構わない。」


さわおさんは話し続けます


「自分の頭で考えて、」

「自分の感覚を信じて」

「自分の判断で」



「自分にふさわしい真実に近づきたい」


「そう思う」


「そういう歌を歌ってきたし」

「明日からも歌っていくだろう」




「それを」


さわおさんは少し俯き、
決意したような真っ直ぐな目で
大きく聴衆に言います。



「見てて欲しいんだ!」


「ずっと見ててくんねぇか!!!」



さわおさんの言葉に聴衆は盛り上がり
拍手と歓声の渦が巻き起こります。


さわおさんは少し微笑み、
最後にこう言って、
次の曲「GOOD DREAMS」を歌います。



「見ててくれたら、、」



「いい夢見してやる!」





~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~



12th album「GOOD DREAMS」より「GOOD DREAMS」








Lyric by Sawao Yamanaka


道なんてない
前に進んでたって
歩いたんじゃない
倒れてないだけ

ノーカウントのゲームに
慣れそうで
疑ったり悟ったフリして

忘れられた僕の夢
僕以外の誰が見れる
降りそそいだ強い光
僕の影は僕の形してた
何度も何度も胸がこがして
生まれたばかりのような夢を又見る

キミらしくない
そんなにうつ向いて
ツノ出したり
シッポ振ってくれよ

枯れそうな僕の声
キミ以外の誰がわかる
使い切ったはずの涙
キミのために少し残ってた
そばにいなくても君がわかるよ
世界が裁けない夢を又見る

誰にだって自由に
覗ける GOOD DREAMS
狂いそうな好きな色で遊ぼう

忘れられた僕の夢
僕以外の誰が見れる
降りそそいだ強い光
僕の影は僕の形してた
何度も何度も胸をこがして
生まれたばかりのような
夢を又見る

GOOD DREAMS
GOOD DREAMS