

芳珠寺(ほうしゅじ)にて古川元久事務所主催の座禅会
師走はバタバタで落ち着きがない。
心に余裕も無くなり、本日は欠席しようかと思ったが、
このような時こそ、参加すべきだと思いなおし参加した。
般若心経を読んだ後、20分x2セットの座禅。
心に迷いがあったので、警策(けいさく)は
住職が前を通るたびにお願いした!
座禅終了後、古川元久氏の挨拶。
同氏も還暦を迎え、新たな気持ちで国政に向き合いたい。
とお話された。
その後、毎回楽しみにしている住職の法話。
「みなさんM-1グランプリってご存じですか?R-1というのもありますよね!」
私は漫才の大会という程度の認識で、R-1はピン芸人の大会らしい・・
住職はよく見ているらしく、あらゆることに研究熱心だと感心した。
すると、続けて「H1グランプリってご存じですか?!」と問いかける。
約30人の参加者は、私も含め知らなさそうだった。
H1とは、法話を意味し、各宗派の僧侶による法話の大会だそうだ。
日本には主な宗派だけで13宗あり、芳珠寺は臨済宗。
「どの宗が一番よい宗でしょう?!」と問いかけ、
「皆の衆です!」と続けた。
臨済宗大安禅寺@福井県の僧侶が発表したワンフレーズらしい(^^)/
追って、YouTubeにも公開されるそうなので、
ぜひ約10分の各僧侶の発表を聴いてみたいと思った。
後半は師走のいわれ?!
師(僧侶)が走る、とは、平安時代にさかのぼる。
一年の終わりに各公家では僧侶を呼んで懺悔(反省会)を行う。
僧侶はそれを聞き、悟りを示す。
多くの家でその行事を行うので、僧侶は次から次へ走る・・とうものだそうだ。
本日も多くの学びがあった。
感謝!
福屋氏の著作「ロックンロールからロックへ」
はアメリカの歴史や文化が体系的かつ詳細に綴られている。
その中で気になる映画や音楽がたくさん登場するが、
ロックの原点ともいえる映画「怒りの葡萄」を観た。
今から、100年前のアメリカ。
オクラホマで土地を奪われ
「約束の地」といわれたカリフォルニアへ向かう家族。
そのルート66沿線で、かすかな希望が絶望へと変わっていく。
社会とは何か?資本とは何か?
アメリカで家畜以下の扱いを受けていたのは黒人奴隷だけではなく
白人もその人種・出自や宗教により
人間以下の扱いを受けていたことを学んだ。
人間は生きていくためには食べなければならない。
だが、その食べるものも得られない時、
人はどうなるか?どうふるまうか?
おそらく人間というものを捨てるしかないのだろう。
幸い、なんとか私は食事にはありつけているが、
世の中には今も生きていくために必要な食事を得られない人が
10億人以上いるという現実を
改めて胸に刻まなければいけない。