読みに来ていただき
ありがとうございます😌



​病気に勝ったおじいちゃん


いつも朝から晩まで外仕事をして

夜はお酒を飲みながらニコニコ笑っていた

おじいちゃん。



小学校3年生に上がったばかりのある日

家に帰るといつもの元気な様子とは違い

苦しそうなおじいちゃんがいました。



そのまま、

救急車で近くの病院に運ばれたものの

小さな病院では手術ができないとのことで

ドクターヘリで大学病院へ。


腹部大動脈解離でした。



十何時間の手術を乗り越え

なんとか一命は取り留めました。



手術の影響もあり

かっぷくのよかったおじいちゃんも

2回りくらい小さくなっていましたが

わたしがお見舞いに行くと

ニコニコといつもの姿がありました。



予定通り無事退院でき、

先生も驚くような早さで回復し

4〜5ヶ月後には例年と同じように

広い田んぼの稲刈りをしていました!





がんの発覚と急変


稲刈りが終わり2週間ばかり経ったころ。


体調が悪いと病院にかかったところ

ステージⅣのがんが見つかりました。

即入院。


入院するないなや

日毎に状態は悪化していきました。



入院して1週間も経つと

いつものニコニコしたおじいちゃんは

そこにはおらず、

誰が声をかけても辛うじて頷くのが

精一杯な状態でした。



目の前で大好きだったおじいちゃんが

変わっていってしまう姿は

小学3年生のわたしには受け入れられず

話しかけることも

手を握ることも

近づくことさえできませんでした。



数日後に

遠くへ行ってしまいました。