警告灯の意味 | 6degrees info

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警告灯というのは、スピードメーター内にある小さなランプ類の中でも

『要注意!警告!走行注意!制御装置作動中!』
を意味するランプの事です。

黄色(走行注意!)や緑(作動中)など様々なランプがありますが、特に注意したい警告灯は赤色です。


車を運転する際、この赤色の警告灯が点灯していると

「走行不可!」

という意味なんです。




ご存知でしたか~



赤色警告灯は基本的には「命」に関わる重大な危険性を伝えるものですので、点灯してる
状態では走行する事ができないのは当然です。

警告灯の意味を知らず、エンジンを壊してしまう方が大勢いるのが現状です…。



まず、非常に身近な赤色警告灯としては【シートベルト非着用警告灯】がありますね

シートベルト非着用警告灯


最新の車には法規で採用された「シートベルトリマインダー」という機構があり、このシートベルト
非着用警告灯が点灯した状態で走行をすると、警告灯の点滅と共に警告音が鳴ります。

シートベルトを着用した時点で消灯しますが、要するにシートベルトを非装着状態では走行
してはいけませんという警告です。

これはみなさんわかりますね

しかし、この警告等が点灯しているからといって車が壊れることはありません。
事故を引き起こす原因にもなりません。

でも万が一、エアバック作動時に顔面に重症を受ける原因にもなりますので、シートベルトだけは
絶対に着用する癖を付けましょう

死亡事故の大半が、シートベルトを着用していれば死亡せずにすんだと分析されているそうです。


次に、
 ブレーキ警告灯

これは主に、サイドブレーキを引いている時に点灯します。
また、ブレーキフルードが著しく減少している時にも点灯します。
サイドブレーキを解除しているのに点灯している場合はこれが推測されます。
可能であれば、エンジンルームを開けてブレーキフルードの量を点検してください。
ブレーキフルードの量が問題ないのにまだ点灯しているとなれば、次に疑わしいのは
ブレーキマスターシリンダキャップに取り付けられているスイッチ不良です。
ここまで来ると素人ではなかなか点検できませんので、ディーラーに相談しましょう。

余談になりますが、ブレーキフルードの量が著しく減ることは通常はありえません。

4輪共にブレーキパッドがなくなっている状態(キーキーといやな音が鳴ります。すごそうだ・・・
も考えられますが、普通に考えればとっくに交換しているはずです。
原因がそうであればすぐに交換すれば問題ないでしょう。

となると、ブレーキフルードが何らかの原因で漏れていると考えられますので要注意です
ブレーキフルードを補充したから安心なんて絶対にNGです。
基本的に、ブレーキフルードの補充は不要ですので要点検です。


次に、
 充電警告灯


これが点灯していたら超デンジャラスです

本当に充電されていない状態であれば、いつエンジンが停止するか分かりません。
なぜなら、車が走行するためには非常に多くの電力を消費していますので、発電機
であるオルタネータなどの機能が損傷していたらバッテリの残電気量だけでの走行となります。

という事は、バッテリが無くなった時点でエンジン停止です…。

きっと、エンジンが停止する前にオーディオやエアコン、ヘッドライトが機能しなくなります。

「あれ?おかしいな…」

なんて言ってる間に、エンジンが停止します

エンジンが停止すると、ご存知の通りブレーキがほとんど効かなくなります。
※サイドブレーキは効きます。

さらにハンドルが強烈に重たくなります。

道中でエンジンが止まってしまったら...考えるだけでゾクゾクします

充電警告灯が点灯したら、まずは全ての電気装置をOFFにして(夜間のライトは点灯)
いつエンジンが停止しても良い状態を保ち、一番近い整備工場まで超安全に走行しましょう。

不安な方は、即時に車を道路脇に停止させてレッカー(JAFなど)を呼ぶのもありです。

結構ハイリスクですので、即時に停止させるのが無難かもしれません。


次に、
油圧警告灯


何の油圧かというと、皆さんご存知のエンジンオイルです。
この間もエンジンオイルの大切さは記事にあげましたね

 オイル交換の必要性


エンジンオイルがないとエンジンはすぐに焼きついてしまいますので、非常に大掛かりな
修理が必要になります。
また、エンジンが焼きついた時点でもちろんエンジンは停止します。
先ほどの充電警告灯と同様、意外とハイリスクな物です。

さて、この油圧警告灯が点灯する条件ですが、

・エンジンオイルが限度を超えて消耗している

・オイルポンプが損傷し、エンジンオイルを潤滑できていない


などが考えられます。
油圧警告灯が点灯したら、まずは車を安全な場所に停止してエンジンオイルの量を点検します。
エンジンオイルが減っていれば、まずは補充してください。
くれぐれも補充するまで走行しないようにしましょう

この症状で懸念されるのは、エンジンオイル漏れによるオイル量の減少です。
漏れていれば、どれだけ補充してもまたすぐに油圧警告灯が点灯してしまいます。

車を停止して補充した後、念のため車の下側を覗いてみましょう

漏れが原因であれば、ポタポタとエンジンオイルが垂れているのを確認できるはずです。

漏れていなければ、とりあえずは安心して走行可能なはずです。
とは言っても、エンジンに何らかの問題を抱えている可能性がありますよ。
油圧警告灯が点灯するほどエンジンオイルを消耗するのはちょっと変ですので

エンジンオイル量を点検した際に全然減っていなければ…。

かなり危険な状態が推測されます。

エンジンの心臓ともいえるオイルポンプの損傷が考えられます。
絶対に走行しないでください。
たぶんレッカー移動です。
無理に走るとエンジンが焼きつきます。

要修理です。


次に、
エアバック警告灯


これは各社によって全然名称が違うはずですので、名称は適当です(笑)

この警告灯が点灯しているからといって、走行中止と判断しにくい所があります。

もちろん走行しないに越した事はありませんが、走行中に急にエアバックが開く
可能性が無いとも言えません...
エアバックのシステム異常を知らせていますので、どのような異常かを判断できる
までは何とも言えないのが事実でしょう。

誤作動しないようにメーカーも何らかの対策をしていると思いますが、
電気信号一つでエアバックが爆発する仕組みですので対策が万全とはとても思えない
のが私の意見です。

個人的には、点灯した時点で少しでも早く車屋さんに持っていく事をお勧めします。
大半がエアバックが開かない~というシステム異常を起こしていると思いますので、
走行に問題は無いでしょう。

ただ、この状態で万が一事故を起こしてもエアバックは開きませんので、

「エアバックが開かんかったから重症やったやんか!」

と言った言い分は認められませんのでご注意を

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さてここまでが「赤色警告灯」です。

という事で、ここからは「黄色警告灯」についてお話ししていきたいと思います。
赤色もそうですが、黄色も信号機と同じです
「注意」という意味と捉えていただければ問題ないと思います。


ABS警告灯

ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)というシステムは、一言でいえば急ブレーキ時にタイヤがロックして車が
コントロールできなくなる状態を防ぐと共に、ロックによる制動距離(停止距離)
の増加を防ぐシステムです。
一番の事象として考えられるのは「ABSが作動しない」という状態です。
つまり、急ブレーキをかけた時にタイヤがロックするという事です
そんな危ない...なんてROCKな...(ふざけるな)

ABSは確かに必要なシステムではありますが、無ければ走行不可能でしょうか
違いますよね。
ABSのシステムが壊れたからといって、基本的にはブレーキが効かない事には
なりません。

ABSのシステムと通常のブレーキ装置とを結合している部分(機械的な部分)が
壊れると別の話しになってしまいますが、この部分は電気部品ではないので
警告灯が点灯する事はないはずです。

ある意味、何の知らせもなくブレーキが効かなくなるので恐ろしいですが・・・

次に、
エンジンチェックランプ

メーカーによっては少し呼称が異なるようですが、一般的にはエンジンチェックランプと
呼ばれていますね。

エンジンには非常に多くのセンサーがあり、それらのセンサーは全てエンジンのコントロールに
必要な物です。
エンジンの出力に関するセンサーもあれば、排気ガスを浄化するために必要なセンサーもあります。

昔と違い、今の車はほとんどが電気でコントロールされていますから、どこかの電気部品が
故障してしまっても基本的には目に見えません。
という事は、必然的に異常箇所の特定が非常に困難となってしまいます

しかし、整備士には「診断機」という便利な武器があり、エンジンチェックランプが点灯して
いる状態で車に診断機を接続すれば、ある程度まででしたら異常箇所の特定ができます
すばらしい

もちろん、エンジンチェックランプが点灯しても通常と何の変化も無く運転できる場合もあります。
それでも、何らかの異常があるのは間違いありませんから少しでも早く修理してもらいましょう

今はアクセル開度(ペダルの踏み込み量)も電気信号に変換されている事が多い
ですので、このセンサーが壊れるとアクセルを踏んでもエンジンが吹けないという
事象が表れる場合があります...

つまり、エンジンチェックランプは非常に幅広い故障を知らせているのです。

たまにですが、昨日は点灯していたのに今日は点灯していないなどの事象があります。

それでも車のコンピュータはバッチリ異常を覚えていますので、念のために点検してもらってください

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黄色警告灯には非常に多くの種類があり、それは車種やメーカーによって全然違います。
同じ車種でもオプション装備によって点灯する種類が異なります。
ほぼ共通して使用されている警告灯が、最後に書きましたエンジンチェックランプです



長々とお話ししてきた警告灯ですが、これらは全て皆様の車に付属している「取り扱い説明書」
に掲載されています。

もちろんご自身の車が点灯させる警告灯が全て載っていますので、是非とも一度確認
して意味を知っておきましょう。

当店では初心者のお客様から、
国産はもちろん、アメ車や欧州車ユーザー様まで
幅広くトラブル診断、解決ができますので、
少しでも不安な点がありましたらお気軽にご相談ください


それでは...  SEE YA


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