研究熱心な白鵬関。
でも、研究熱心でも、それが“実”に結びつくとはかぎりません。
研究熱心、プラス何かがあるから“実”に結びつくのです。
では、それは何か?
それは、、
ある時、出版関係者と話していた時です。その方は、中国、モンゴル、韓国、台湾、フィリピンなどの国の出版事情に詳しい方です。
その方が……
「モンゴルはもともと遊牧民が多く、必要最小限の物しか持たないんです。ですから本は持たない文化であったと言われています。多くの歴史や物語、技術は“語り”で受け継がれて来た傾向にあります。」
と話してくれました。
なるほど!
そして“語り継がれる”背景には……、
・人の話を聞き入れる態度
・人の話を聞いて考える態度
・人に要約して話す技術
・人の動きを見て覚える(技術を盗む)努力
などの要素があること考えられます。
この事は、白鵬関だけではなく、多くのモンゴル人力士(モンゴルの国民)にも当てはまることだと思います。
そして、女子にも男子にも当てはまります。
これも、モンゴル勢の強さの秘訣だと思います。