ある目的を持つ手行う行為、これは「技」といえます。
例えば、スポーツでの「フェイント」。
これは立派な技、技術です。
キックボクシングの蹴りフェイント。
同じ行為をしても、騙すことの出来る選手と、騙すことの出来ない選手がいます。
野球のけん制球も同じことです。
真剣勝負をしている、球技スポーツの選手はフェイントを練習します。
そして、フェイントに騙される方(選手)も騙されない・フェイントを見抜く練習をします。
これも技術です。見抜く技術、騙されない技術。
フェイントは「つなぎ技」とも言えます。
(ちょっと、難しいのですが、型の一部なので技と言えます)
ボクシングのフィニッシュブローや、野球の三振を取った決め球、
相撲で言うならば、決まり手ばかりが技術ではありません。
ボクシングのストレートを打つ前の、足の踏み込み、
野球のバッターを三振に取るまでの配球、
全て技術です。
むかし、オリンピックに出場した短距離の選手が、プロ野球に入り代走をしたとか。
でも、輝かしい記録は残せませんでした。
そうです、1塁から2塁へ走る。
ただ、それだけですが、もの凄い技が凝縮されています。
足が速ければ、勤まるのもではありません。
短距離でも、100m走と200m走は別物です。
コーナリングの技術が必要となります。
勝負を決めた、行為だけが技ではありません。
だから、現場のコーチやスタッフは全体的な、一連の動きを解析するのです。
それも、連続性で。
技は面白い。