糖尿病になったぁ~~! | 美しい風景に出会いたいっ!

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自然が大好きな美女(自称)が綴る、楽しいブログ♪

前回のブログで糖尿病を患ってしまった事を、やっと言えました。

ようやく胸のつかえが下りて、わだかまりから解放された感じです。だからと言って、病気が治る訳でも、HbA1cや 血糖の数値が良くなる訳でもないんだけどね💦

 

あ、そうそう。入院時(外来初受診時)に渡された検査データが手元にあるんだけど、HbA1c 13%以上、血糖値 441mg/dL でした。当時は(と言っても3ヶ月前)良く分かっていなかったけど、改めて見ると とんでもなくヤバイ数値だわ~ 

 

それでは、始めましょう♪

 

 

< 現時点における ひろみちゃんの症状 >

 

・低血糖 (当初は週に1~2回は起きていましたが、最近は何となく防げている感じ)

糖尿病患者で最も多く、また危険でもある低血糖。(一般的に血糖値70mg/dL以下を低血糖と言うみたい) 50mg/dLよりも低くなると、昏睡など意識の無い危険な状態になる。また、「汗をかく」等の交換神経症状が出ないまま、無自覚性低血糖に陥ることもある。

 

低血糖になる要因

・食事の量や炭水化物の不足

・薬を使ったあとの食事時間の遅れ 

・精神的な問題

・空腹での運動 

・運動の量や時間が多い時 

…なので、登山は最もリスクが多い行動となります。遭難なんてしたら、もうアウトでしょ💦

 

私の自覚症状 ⇒ 最も確実な症状は、手の震えです。(足のときもある)

対処法 ⇒ 携帯しているブドウ糖(ゼリー飲料等を持つようにしています)の経口摂取。そうすれば30分程度で回復します。

意識が混濁している場合 ⇒ ミルクティ~を飲ませて下さい、と伝えてあります。(普通はコーラや オレンジジュース等の清涼飲料水らしいw)

 

 

 

 

こちらは調剤薬局で無料で頂いた、ブドウ糖の錠剤。インスリンを購入する患者には、低血糖対策として一定量を渡しているみたい。軽くて小さいので、ポケットにも入れておけます。

 

 

 

 

登山時の行動食からも、色々と選んでます。中央下にある森永の in ゼリーは数種類があるんだけど、『ブドウ糖』があったので購入してみました。こんなに用意して、何処に行くつもりなのって? いや、それは... 災害時の非常持ち出し袋と一緒で、こういうのは、普段から準備しておかなくっちゃね!(そういう事にしておいて💦)

 

野外で遊ぶ友人には「基本的に自分で可能だけど、自分で取り出す事が出来ないような場合は お手伝いしてね」と、話してます。

意識混濁の確認は、「自分の名前を言って下さい」 「私が誰か分かりますか?」 「ここは何処ですか?」等の簡単な質問をして、判断して~と。

少なくとも 「ドップラー効果を説明して下さい」 「フェルマーの最終定理とは何ですか?」

「 ( x + 3 )²  =  3( x + 3 )² - 49 において 方程式X を求めよ」 等の質問はNGです。

普段でも答えられないもんっ!(笑)

 

いざ!と云う時のために、対処方法や 知っておいて欲しい事は、きちんと伝えてます。

 

以下は自律神経障害によるもので、頻度は様々ですが、現在も起っています。

 

・高頻度の起立性低血圧(立ち眩み・めまい)

・手足の冷え

・脚の痙攣

・排泄障害(失禁)

・下痢

・怪我をすると、異常に治りが遅い。

糖尿病と診断されたのが11月なので、まだ大きな怪我はしていませんが…

ムダ毛を処理しようと毛を剃っていたら、誤って少しだけ切っちゃいました。通常なら翌日には治っていますが、10日間経っても治らない💦 ...と言うか、2ヶ月経っても跡が残ってる汗

糖尿病患者が「怪我や 感染には十分注意して!」と言われる理由が、良く分かりました。

山や 川で転倒し怪我をすると、後々 相当大変な事になりそうです。

 

・視力の急激な低下は入院中にありましたが、現在は回復しています。(非常に不安でした)

・体力の低下(とても疲れ易い)

・他、免疫力の低下による発熱・体調不良など。

 

まだまだ糖尿病初心者なので、分からないことも多々あります。

糖尿病と どう関係があるのか分かりませんが、とにかく疲れ易くなりました。30~40分くらい歩いただけで、もう息切れがしちゃう。これはまだ運動してるから納得する部分もあるけど、友人と一日 おしゃべりしていただけ、机に向かってパソコン作業をしていただけ。その程度なのに、翌日も疲労感が溜まってる。しかも、下手すると熱が出てしまう。こんなに虚弱なんて あり得ないんだけど、これが現実なの。

女性の場合、それなりに冷え性はあると思うのですが、今まで以上に 特に足が冷えて、冷たく感じるようになってしまいました。

立ち眩みは、当初に比べると頻度は減って来ています。これは時間の経過と共に軽減するかも?

今年(2024年)に入ってから、足の痙攣は もう無いですね。一時的なものだったのかな?

下痢は、発熱したときに6日間ほど続いていたけど、それ以降はありません。ただ、この発熱以降、失禁が続くようになってしまったの(泣) 

これは、次回に詳しく書こうと思います。(←書きたくないけど、書くよ!)

 

 

 

< 車・バイクの運転 >

 

これは、調べたわよー!

平成25年に改正された道路交通法により、無自覚性低血糖など意識障害を起こす可能性について虚偽の申告をして免許を取得・更新した場合に、罰則が適用されることになったようです。本人の意思に関係なく重大な交通事故を引き起こす可能性が高いため、当然の判断とは思います。

但し、低血糖を起こす患者であっても、自覚症状があり 自分で対応可能な場合に限り、運転を行うことは出来ます、と ありました。

 

対処法 ⇒ 手の震え等の症状が現れた場合には、運転を中止し、速やかに安全な場所に駐車すること。携帯しているブドウ糖を摂取すれば、30分程度で回復します。

 

 

 

< 旅に出られない >

 

毎日欠かさず行う必須行動として、血糖値の測定(2回/日)と インスリンの自己注射(4回/日)があります。

そして、月に一度の通院。この時に、約1ヶ月分の血糖値測定用の穿刺針と測定チップ、インスリン(超速攻型のノボラピッド・時効型溶解のトレシーバ)と注射針、消毒用の酒精綿を持ち帰ります。

(ノボラピッドは1本で300単位(3㎖)あるので、1週間以上持ちます)  

これらの医薬品が1ヶ月分だとレジ袋2つになるので、通院後は買い物帰りのような荷物になってしまう…

インスリンは保管にも注意が必要で、未使用の分は2~8℃の冷暗所で要保存となります。夏場の車内等、高温になる場所は勿論の事、常温での保管も望ましくありません。

使用中のインスリンは、一般的に30℃以下が望ましいとされていますが、夏場には35℃を越える現代の日本です。そんな状況は、まずあり得ません! なので、保冷剤を入れた お弁当用のクーラーバッグにインスリンを入れて持ち歩く方も居るようです。

また、凍結すると効力が失われるため、氷点下の放置はダメです。北海道の場合、冬季に車内に置きっ放しにするのは1発アウトです! 夏場の車内も高温になるため、どちらにしても車に置くのは厳禁ですね。

 

・未使用インスリンの冷暗所保管が不可能

・海外でのインスリン入手が非常に困難、もしくは不可能。(国内でも医師の処方箋が必要)

・医薬品が相当な荷物になる

錠剤(飲み薬)だけなら付随するものは何も無いけれど、インスリンの場合、使い捨ての注射針が必要になるし、消毒用の酒精綿も必要。注射針なんて4本/日使うから、針だけで1ヶ月で120本も必要。1年だと1440本だよ。しかも使用済みの注射針は、気軽にゴミ箱へ捨てられない。これの他に、血糖値測定用のセンサーと針も持ったら、どれだけの荷物になるのよ?

 

これらの制約から、長期の旅に出ることは不可能と思われます。先進国に数週間くらいなら大丈夫… と思うけど。アフリカや 南米に1年以上とかの旅は、恐らく不可能でしょうね。

「そう遠くない将来、バイクで世界中を旅するわよ!」という夢は、完全に断たれました(泣)

 

 

ちなみに注射と言うと、普通の方は ⇩ こんなシリンジのタイプ ⇩ を想像しますよね?

 

 

 

って言うか、こんなのだったらヤダよ えーん

自己注射はペン型なんですよ♪ ただ 普通の注射と同じく、打つ部位は消毒が必要よ。

 

 

 

 

インスリン注射はペン型なので、医療従事者でなくとも簡単に自分で自分に打てます。左の袋は専用の針です。これを毎日 注射しなくちゃならないの(泣)

 

 

 

 

こちらは血糖値測定用のセンサー&ニードル。

これは何をするかと言うと、毎日 指に針を刺して、血を出して、それを測るのよ汗

ね? 嫌でしょ?

 

 

   

 

インスリンの自己注射は、こんな感じで、基本的に腹部に打ちます。あたしは大腿部にも打ってますね。打つ部位を摘まんで注射するので、腹部や大腿部になってしまいます。臀部もOKですが、打つ部位が見えない💦 普通の皮下注射同様に上腕部が適していると思うんだけど、一人でやろうとすると手が3本必要なのよね... 💦 摘ままずに打つ人なら、上腕部も可能です!

 

 

 

< 合併症で、これになったら… >

 

あたしが 死よりも怖いのが失明。一切の光が無い世界で生きて行くのは 不可能です。

それと、人工透析を受けなければ生きられない体になること。これも、生きて行く意味を見つけられません。

 

 

 

< 唯一の救い… >

 

多くの1型糖尿病患者は、10~20代で発症しています。根治する見込みもなく、この先60~70年以上もの間、毎日インスリンの自己注射を行う人生は、希望すら持ないでしょう。

ですが、あたしは それなりに人生を謳歌してきた。若年層の患者と比較するのは変ですが、今まで病気らしい病気もせずに生きて来られただけでも感謝しなくちゃ! 思うようにしました。

でも… 絶望 よりは、希望 を持って生きたい! 

 

 

 

< 糖尿病と向き合えない >

 

発症して僅か3ヶ月程度なので、まだ何とも言えないのですが...

入院しているときは、何とな~く「あたし、糖尿病になっちゃったんだ~ これから一生インスリンの注射をしなきゃならないのかぁ...」と言う程度の気持ちでした。入院してるという環境もあって、自己注射も意外とすんなり受け入れていましたね。

でも、退院して自宅に戻ると、そこは普段の生活の場なんです。すると病気を受け入れられず、完全自己否定の世界に入ってしまいました。1ヶ月は、本当に何も考えられず、何も出来なかったから。本当に鬱になってたと思う。

 

それから... 前を向く立ち上がる歩み出す

ここまで来るのに、3ヶ月もかかってます汗 そして、歩み出したとは言っても、実のところ...

 

ただウロウロと 彷徨ってるだけです💦

 

自分の進むべき道が、全く見えないし 見えて来ない。そもそも、歩み出したとは言っても、実のところ、北に向かうのか、それとも南に進むのか? 何がしたいのか、全く目的が見い出せていないの。まるで、何のためにバイクに乗っているのかも分からないま、ツーリングに行くようなもの。まぁ、目的の無いまま走るライダーは周りにも居るけどさ。特に男の人!(笑)

でも、どこに向かっているのか不明なまま 山に登る登山者は居ないからね!

 

食事療法?... そんなの やってられるかーっ!

内服薬?... 薬は嫌い! ついでに病院も嫌い!

糖尿病?... だから、受け入れられないんだってばーっ! これから一生、死ぬまで注射なんて打てる? 無理でしょ?

 

でも、皆は そうやって頑張って生きてるのよね...

食事に気を配り、血糖値に気を付け、注射を打ってる限りは、普通に生活が出来る事を 幸せと思うようにならないとダメなのかも知れない。頭では理解していても、まだ そうは思えないんだもん...

 

 

「僕が 君の心の重荷を全てを背負うよ! これから二人で一緒に人生を歩んで行こう !!」

こう言ってくれる素敵な男性が現れれば、きっと また違うんだろうな~ (^^ゞ

きっと満面の笑みで「はいって即答しそう💦 家族や パートーナーが居るのって大事だと思う。独り身は、色んな意味で辛いよ。どうせ治らない病気なら、1型糖尿病じゃなくて 恋の病に罹りたい。

 

あたしのブログでは、時折 恋人募集をしてたりするの。募集のブログを書いた翌日には、

「こんなに多くの応募を頂いちゃって、どうしよう~? イイ男、選り取り見取りだわ♪」

と、なってるに違いない! 選考に頭を悩ませる日々が続く、贅沢な悩み。そこから書類選考で3名にまで絞り、あとは実際にお会いして、デートして、それから~ ...と、いつも妄想に耽っているの(笑) でも、実際には... 応募者なんて誰も居ない !!!! (←当たり前)

あたしって、そんなに魅力が無いのかしら... ? それとも、冗談だと思われてる?

正直に言うと、冗談30%、ネタ20%、本気度50%よ! つまり、半分は 真剣です(笑)

 

これが最後の募集だったかも

 

 

 

そんなに若くはないけど、健康だけが(他に無い)取り柄だった ひろみちゃん。その健康な体すら失ってしまったら、あたしには もう何も残っていない。有るのは意地悪な性格だけだよ。

もう、彼氏を作ることすら無理だわ。結婚なんて、世界一周するより困難💦

 

次回から『美しい風景に出会いたいっ!』改め、『結婚も出来ない 彼氏も居ない 基礎疾患を持つ不幸な女』ってタイトルに変えてやるんだからーっ !! もう 自暴自棄に陥ってるわ...