『北アルプス 立山 雄山』
先ずは ケーブルカーが出る立山駅に6時に向かいます。駅向かいの駐車場は既に満車なので、下の駐車場に停めることにしました。どこの駐車場も無料なのは嬉しいところ。
当日券を購入する列は、既に結構並んでいます。それでも7:10のケーブルカーに乗れることになりました。ただ、立山駅から室堂まで往復6,320円は、かなり高いよ。
立山黒部アルペンルートHPより引用
立山駅から美女平までケーブルカーに乗り、バスに乗り換え室堂まで。所要1時間かかるため、室堂スタートは8:10となります。そうそう、立山登山の素晴らしいところ。それは、立山駅でも ここ室堂でも、北アルプスの冷たい水が汲めるのです。水筒 お水で満タン! 心は ワクワクでいっぱい! お財布 ケーブルカー代で空っぽ!(泣) 嘘です。数千円の残金はあるよ。
西の空には既に雲が発生しており、時間が経つにつれ、どんどん広がりそうな感じ。ゆっくり写真も撮りたいけれど、急がなくちゃ! という相反する行動が必要となってくるのよ。
そして立山は、7月下旬にも係わらず、あちこちに残雪が見られます。いえ... 見るだけじゃなく、雪渓を歩かなきゃいけない個所に何度も遭遇します。これは予想外でしたね。ただ、クランポンを必要とするレベルではなく、まぁ、普通に歩けるんですけどね。それなのに、彼氏と来ている女性なんて
「きゃ~、雪の上 歩くの怖~い」 と、甘えた声を出しちゃってるの。ふーん、なにさっ!
あたしだってね、彼氏と一緒に歩いていたら
「きゃ~、雪の上 歩くの怖~い」 って、言っちゃうわよ(笑)
「あのさー、ひろみって 札幌生まれの 札幌育ちじゃなかった?」
「相変わらず、いつも突然出て来るわね? そうよ、札幌の出身よ」
「物心つく前から、雪の上なんて歩いてるんじゃないの?」
「そうだよ。でも、男の人の前では、か弱いアピールしたっていいじゃないのよー(泣)」
「うん、男が居ればね!(笑)」
「 」
緑と 白のコントラストが描く立山は、美しいの一言です。
目指す雄山の方向から陽が差すため、午前中は雄山が逆光になってしまうのが残念。
それでもアングルを変えながら色々と写真を撮っているため、思ったよりも進めない。
登山の障害になるほどではありませんが、予想以上に雪渓を越える場面に何度も遭遇します。
夏の立山で『これ』なのですから、5月とかだと、もしかして一面銀世界なのでは? と思ってしまうよ。
景色の一部だけを切り取ると、まるで雪山登山だわ(笑) 実際は、ただの雪渓なのよ。
後ろを振り返ると、出発時はあんなに晴れていた室堂ですが、既に雲に覆われています。西から少しづつ雲が広がっているため、雄山に到達するのも時間の問題でしょう。これは、少し急がなくちゃ!
ここまで歩いてきたルートが ハッキリと見えるわ!
え? 見えない?(笑) 心の目で見るのよ!
親切に、赤線で書いてみたわよ。
まだ晴れてるけど、雲が気になります。
ようやく 一ノ越に着きました。
一ノ越には、普通1時間~1時間半程度で到着するらしいのですが、ここに着くまでに3時間もかかっている あたし。別に誰かと競っている訳ではないけれど、ちょっと時間かかり過ぎじゃない? ここでエネルギー補給&休憩となる訳だけど、けっこう人が多いわ。
さぁ! 雲が到達する前に登頂するわよ。
ここからは、浮石が多いガレ場を登ることになります。登山者も多いため渋滞気味ですが、登りと 下りでルートが分かれているため、かち合うことが無いようになっています。
それ自体は良いことだけど、自然の岩に、矢印やコースをペンキでマーキングするのってどうなのかしら? 自然は自然のままに、と思うあたしにとって、自然物(この場合は岩)に落書きされているようで良い気分になれない。〇〇参上! とか、相合傘とかはダメで、ルートを示すマーキングはOKなの? もうちょっと、何とかならないのかしら?
個人的には、山小屋の存在も同様に考えるところですね。北海道の山中には山小屋が無いため(避難小屋は存在します)余計にそう思うのでしょうね。国立公園の山中に、飲食物の販売する店を許可するの? お土産まで売ってたりするじゃない。それなら、ファストフード店や コンビニの出店だって認めなさいよ。登山道以外を歩かないで!とか謳うのに、こういった お店の建築はいいの?
自然は、人が手を加えないから自然と言うのです。
国立公園の中に 営利目的の山小屋や お店は不要! と、あたしは思うのですが...
休み休みながらも 頑張って登ってるよ。だけど、かなり両手を使う場面も多かったり...
そして13:30、やっと雄山の山頂に到着です。標準タイムだと2時間程度と書いてあったのですが、実に5時間半もかかってるよ (^^ゞ そして肝心の天候ですが...
雲に覆われちゃいました💦 こればかりは仕方ありませんね。
気圧の変化で、パンパンに膨れちゃってる(笑)
一ノ越を出発すると、ここの山頂しか休憩ポイントがないので、想像以上に人でごった返しています。
ここには立山神社があり、参拝料(800円)を納めると、ここよりもうちょっと高い場所まで行けて、そこでお祓いをしてもらえる様子。信仰心も無く、宗教関連が嫌いな あたしなので、この場所を山頂としましょう!(いや、ここが山頂だと思うわ)
少しのんびりしてから下山です。浮石に注意しながら、ポールを使い慎重に下りましょう。あたしの登山は、登りで写真をいっぱい撮って、下りは ひたすら下るだけなので、下山は割とスムーズです。
室堂に戻って来たのは16時ちょっと前。山を歩くだけの人から見ると、一体どこで何をやっていたの? というくらい、時間がかかっていますね(笑) せっかく来たんだもん、目一杯自然を楽しまなきゃ損でしょ?
立山駅に戻って来たのは17時。今夜は どこに泊まろうかしら?
実を言うと、昨夜は30℃の気温で車中泊ということもあって、暑くてあまり寝られなかったの。よし! 今夜は ちょっとだけ奮発して、健康ランドにでも行っちゃおう!(相変わらず、ホテルに泊まる予算は計上してないのよ) そんな訳で、富山市まで移動します。お風呂も入れて、空調の効いた仮眠室(女性専用室あり)で朝まで ぐっすりよ♪